コンテンツ公開申告コマンドは、MpupdtCntntsコマンドとして提供されます。
MpupdtCntntsコマンドは実行する環境によって資材が分かれており、それぞれの資材は、本製品のDVD-ROMに、以下のとおり格納されています。
<DVD-ROM>\tools\seq\windows\MpupdtCntnts.exe |
<DVD-ROM>\tools\seq\solaris\MpupdtCntnts |
<DVD-ROM>\tools\seq\linux\MpupdtCntnts |
注意
実行時は、実行するプラットフォームに合った資材を使用してください。異なる資材を使用した場合、正常に動作しません。
■形式
MpupdtCntnts -m <IPアドレス> -p <ポート番号> -u <コンテンツ公開URL> [-f <コンテンツ原本ファイル>] [-d] |
MpupdtCntnts -m <IPアドレス> -p <ポート番号> -l <コンテンツリストファイル> |
■機能
管理サーバ上の改ざん監視機能へコンテンツ情報を申告(登録または削除)します。
■オプション
コンテンツ情報を削除します。
管理サーバのIPアドレスです。形式は、ドット形式です。
管理サーバのポート番号です。形式は、10進数です。
※ 管理コンソール接続時に使用されるポート番号と同じで、通常は80です。
申告対象コンテンツの公開Webサーバ上のURLです。
使用可能文字は、最大1023個までの半角ASCII文字です。先頭の"http://"は、省略可能です。
※ -lオプション指定時、-uオプションは無効となります。
申告対象コンテンツの原本ファイルの絶対パスです。
使用可能文字は、最大1023個までの半角ASCII文字です。
※ 本オプション省略時は、公開Webサーバ上のURLから情報が採取され、コンテンツ原本の情報として登録されます。
※ -lオプション指定時、-fオプションは無効となります。
申告対象コンテンツのリストが格納されたファイルの絶対パスです。
使用可能文字は、最大1023文字までです。
ポイント
コンテンツリスト・ファイルは、コンテンツ公開URL(-uオプションに対応)とコンテンツ原本ファイル(-fオプションに対応)の組を、ひとつ以上記述できるファイルです。このファイルの使用により、複数のコンテンツ情報を一括して申告することができます。
ファイル内の書式については、「18.1.1.1.3 コンテンツリスト・ファイルの書式」を参照してください。
-lオプション指定時、コンテンツリスト・ファイルと同じディレクトリに、以下の2つのファイルが作成されます。
<コンテンツリスト・ファイル名>.lst
申告エラー発生時、コンテンツリスト・ファイル中のエラーとなった行がそのまま出力されます。申告エラーがない場合、ファイルは空です。
<コンテンツリスト・ファイル名>.err
申告エラー発生時、エラー内容を示すメッセージが、コンテンツリスト・ファイル中のエラーとなった行の順で出力されます。申告エラーがない場合、ファイルは空です。
申告エラー発生時には、両ファイルの内容を行番号で対応付けて参照し、エラーの原因を調査してください。
なお、拡張子.lstのファイルは、エラーが発生したコンテンツだけを再申告するのに便利です。
注意
-lオプション指定時、-uオプションおよび-fオプションは無効となります。
■終了状態
0
正常終了
>0
異常終了
■出力メッセージ
「17.1.2 コンテンツ公開申告コマンド」を参照してください。
■使用例
【Windows版】
例1: 公開WebサーバのURLからコンテンツ情報を登録する場合
C:\> MpupdtCntnts -m 10.0.0.1 -p 80 -u http://www.aaa.bbb.ccc.com/index.html |
例2: コンテンツ原本を指定してコンテンツ情報を登録する場合
C:\> MpupdtCntnts -m 10.0.0.1 -p 80 -u http://www.aaa.bbb.ccc.com/index.html -f C:\OriginalHTML\index.html |
例3: コンテンツ情報を削除する場合
C:\> MpupdtCntnts -m 10.0.0.1 -p 80 -u http://www.aaa.bbb.ccc.com/index.html -d |
例4: コンテンツリストを使用して一括でコンテンツ情報を登録する場合
C:\> MpupdtCntnts -m 10.0.0.1 -p 80 -l C:\OriginalHTML\LIST |
【UNIX版】
例1: 公開WebサーバのURLからコンテンツ情報を登録する場合
$ MpupdtCntnts -m 10.0.0.1 -p 80 -u http://www.aaa.bbb.ccc.com/index.html |
例2: コンテンツ原本を指定してコンテンツ情報を登録する場合
$ MpupdtCntnts -m 10.0.0.1 -p 80 -u http://www.aaa.bbb.ccc.com/index.html -f /var/OriginalHTML/index.html |
例3: コンテンツ情報を削除する場合
$ MpupdtCntnts -m 10.0.0.1 -p 80 -u http://www.aaa.bbb.ccc.com/index.html -d |
例4: コンテンツリスト・ファイルを使用し、一括でコンテンツ情報を登録する場合
$ MpupdtCntnts -m 10.0.0.1 -p 80 -l /var/OriginalHTML/LIST |
コンテンツリストファイルは、テキスト形式のファイルで、ひとつのコンテンツに対する申告情報が1行に記述されます。
■行書式
<操作>,<コンテンツ原本ファイル>,<コンテンツ公開URL> |
■フィールド
<操作>
コンテンツに対する操作を以下のどれかで指定します。
a:登録
d:削除
i:操作対象外
ポイント
申告対象のコンテンツすべてを記述したリストを用意し、新規申告時や更新申告時に操作フィールドだけを適宜変更して使用すると便利です。
<コンテンツ原本ファイル>
申告対象コンテンツの原本ファイルの絶対パスです。
使用可能文字は、最大1023個までの半角ASCII文字です。
<コンテンツ公開URL>
申告対象コンテンツの公開Webサーバ上のURLです。
使用可能文字は、最大1023個までの半角ASCII文字です。先頭の"http://"は、省略可能です。
本オプション省略時は、公開Webサーバ上のURLから情報が採取され、コンテンツ原本の情報として登録されます。
■使用例
【Windows版】
例1: 公開WebサーバのURLからコンテンツ情報を登録する場合
a,,http://www.aaa.bbb.ccc.com/index.html |
a,,http://www.aaa.bbb.ccc.com/image/mark.gif |
例2: コンテンツ原本を指定してコンテンツ情報を登録する場合
a,C:\OriginalHTML\index.html,http://www.aaa.bbb.ccc.com/index.html |
a,C:\OriginalHTML\image\mark.gif,http://www.aaa.bbb.ccc.com/image/mark.gif |
【UNIX版】
例1: 公開WebサーバのURLからコンテンツ情報を登録する場合
a,,http://www.aaa.bbb.ccc.com/index.html |
a,,http://www.aaa.bbb.ccc.com/image/mark.gif |
例2: コンテンツ原本を指定してコンテンツ情報を登録する場合
a,/var/OriginalHTML/index.html,http://www.aaa.bbb.ccc.com/index.html |
a,/var/OriginalHTML/image\mark.gif,http://www.aaa.bbb.ccc.com/image/mark.gif |