レポート機能が正常に動作しない場合のトラブルシュートを行います。
下記の項目を順に確認してください。
以下に確認の手順をフローチャートで示します。
このフローチャートに従って設定を確認し、対処してください。
なお、各処理の詳細については、この図に続く表を参照してください。
図16.2 図:レポート表示のフローチャート
注意
Webサイト管理機能では、運用管理クライアントをレポートサーバとして使用します。
分類 | 確認事項 | 対処方法 |
---|---|---|
環境設定 | 以下のファイルは性能処理情報を取得するためには、otherからのアクセスを許可していますか? /var/opt/FJSVssqc/database/csv /opt/FJSVssqc/exa/etc/MpTrfExaAgt.ini | 左記のファイルに対して、otherのアクセス権限を付与してください。 |
- | ManagerからAgent for Businessへ、http80ポートにてアクセスできることを確認してください。 | httpのポートを80に設定してください。 |
- | 被管理サーバの設定は正しいですか? | 「7.2 被管理サーバ登録」を参照し、被管理サーバの定義に問題がないかどうかを確認してください。 |
レポート画面が表示できない。 | レポートサーバの設定は正しいですか? | 環境設定→管理サーバにて表示される、レポートサーバのIPアドレスが正しいかどうかを確認してください。 |
- | レポートサーバ上のWebサーバは稼働していますか? | レポートサーバ上のWebサーバを起動し、Webサーバ上の任意の画面が表示できることを確認してください。 |
- | 任意のブラウザより、 http://(hostname)/SSQC/AdminConsole.html 上記URLを指定し、コンソール画面を直接開くことができますか? (hostname):レポートサーバのホスト名もしくはIPアドレス。 | 「5.1.1.1 仮想ディレクトリの設定」を参照し、レポートサーバ上にあるWebサーバのエイリアスの設定を確認してください。 |
- | 管理サーバよりネットワーク越しにレポートサーバを参照できますか? | ネットワークの設定を見直し、管理サーバよりネットワーク越しにレポートサーバが参照できるようにしてください。 |
- | 仮想ディレクトリのプロパティを確認してください。 | 匿名アクセスで使用されるアカウントとしてAdministratorの権限を持つアカウントを設定してください。設定方法は以下のとおりです。 1.Microsoft(R) Internet Information Servicesの設定画面から、仮想ディレクトリ名SQCを選択します。 2.上記仮想ディレクトリのプロパティ画面にて、以下のディレクトリセキュリティの設定を行います。 2-1.「匿名アクセス」をチェックする。 2-2.匿名アクセスで使用されるアカウントとして、Administrator権限を持つユーザーを指定する。 |
「Error: ExtendCopy()」と表示される。 | Microsoft(R) Internet Information Serverのバージョンが4.0の場合、レポート表示機能にてレポート作成を連続して行うと「Error: ExtendCopy()」と表示される。 | 以下のレジストリエントリを追加後、IISを再起動してください。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet \Services\Inetinfo\Parameters 値の名前:DisableMemoryCache データタイプ:DWORD 値:1 |
注意
Webサイト管理機能では、運用管理クライアントをレポートサーバとして使用します。