ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Service Quality Coordinator Web 利用状況管理編
Systemwalker

9.1.5 基幹システム上のデータとの統合分析

Webサーバ上の情報と基幹システム上のデータとの統合分析について説明します。


9.1.5.1 基幹システム上のデータとの統合分析の概要

Systemwalker Service Quality Coordinatorは、Webサーバのログを使用してWebサイトの利用状況を分析し、Webサイトをビジネスに活用するための機能を提供しますが、Systemwalker Service Quality Coordinatorが出力する情報と基幹システム上の販売データや顧客データなどを統合的に分析することにより、以下のような分析が可能となります。


上記の分析例のように、Webサーバの情報だけでは分析できなかったことが、基幹システム上のデータとの統合分析を行うことで分析できるようになり、Webサイトをビジネスでより活用することができるようになります。

なお、Systemwalker Service Quality CoordinatorはWebサーバのログ情報を収集し、基幹システム上のデータとの統合分析は、データマイニングなどの高度な分析機能を持つ「Symfoware e-Business Intelligence Suite」などの製品を利用して行います。


9.1.5.2 基幹システム上のデータとの統合分析の方法

基幹システム上のデータとの統合分析を行う方法について説明します。


  1. 利用状況DB環境定義ファイルの分析対象サーバ定義ブロックにおいて、利用状況DBの運用形態として、利用状況DBとCSV形式ログファイルの両方による運用を指定します

    DatabaseMode = both


  2. 利用状況DB登録エンジンにより、Webサーバのログ情報がCSV形式ファイルで、以下のディレクトリに出力されます。

    ※ < >はディレクトリです。

    (*1) サーバディレクトリは、利用状況DB環境定義ファイルの分析対象サーバ定義ブロックのSymbolで指定した名前で作成されます。

    (*2) CSV形式ログファイル名の変数は以下のとおりです。年月日は、利用状況DBの切り替え(作成)が行われた時点の日付になります。


    yyyy

    西暦年(1980~)

    mm

    月(01~12)

    dd

    日(01~31)

    nnn

    通番(001~999)


  3. 上記で出力されたCSV形式ログファイルを基幹システム上のデータとの統合分析を行う分析製品(Symfoware e-Business Intelligence Suiteなど)が使用するDBに入力します。

    CSV形式ログファイルの形式については、「15.2.6 CSV形式ログファイル」を参照してください。


  4. 分析製品で分析を行います。