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Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド
Systemwalker

C.4 ファイルリスナファイル (fileListenerConf.xml)

ファイルリスナは、指定されたディレクトリ内のファイルを監視します。ファイルハンドラは、新しいファイルや、新しく変更されたファイルを検出すると、Systemwalker Runbook Automationのファイルハンドラに通知し、プロセスインスタンスを開始したり、アクティビティの選択を行ったりする自動機能を実行できるようにします。ファイルリスナは、一般的に、Systemwalker Runbook Automationをほかのエンタープライズアプリケーションと統合するために使用します。

プロセス定義を作成し、ファイルリスナにプロセスインスタンスを開始させるトリガを追加します。トリガとなるイベントデータファイル(XMLファイル)を作成し、filelistenerディレクトリに保存します。

fileListenerConf.xml環境設定ファイル

ファイルリスナの環境設定ファイル、fileListenerConf.xmlは、<DMSRoot>/apps/<application ID>に格納されています。

以下は、fileListenerConf.xml環境設定ファイルの例です。

<FileListener>
   <Directory> 
      <ScanInterval>60000</ScanInterval>
      <StabilizationPeriod>2000</StabilizationPeriod>
      <PostProcessing>
         <onSuccess>
            <Delete></Delete>
         </onSuccess>
               <onError>
            <Move>
            </Move>
         </onError>
      </PostProcessing>
   </Directory>
</FileListener>

以下の表は、fileListenerConf.xmlで使用されているXMLタグを説明しています。

タグ

説明

<Directory>

新しいファイル、または新しく変更されたファイルを監視するディレクトリの環境設定パラメーターが含まれます。

<Path>

監視するディレクトリのパスです。
SaaSモード、または非SaaSモードでパスが指定されていない場合、<ServerSharedRoot>/tenants/<テナント名>/apps/<アプリケーションID>/filelistenerとなります。

<ScanInterval>

ディレクトリ内に新しいファイルがあるかどうかをスキャンする間隔を指定します。(単位はミリ秒)

<StabilizationPeriod>

ファイルが処理される前に、ファイルのサイズを監視し、変更の有無を確認するための設定です。(単位はミリ秒)

<PostProcessing><onSuccess>

ファイルの処理に成功した場合にとるアクションです。アクションとして設定できるのは、<Delete>または<Move>です。

<PostProcessing><onError>

ファイルの処理に成功しなかった場合にとるアクションです。アクションとして設定できるのは、<Delete>または<Move>です。

<Delete>

ファイルを削除します。

<Move>

指定されたディレクトリにファイルを移動します。

On success:

  • 非SaaSモードの場合、ファイルを指定した場所に移動します。

  • SaaSモード、または非SaaSモードでパスが指定されていない場合、<ServerSharedRoot>/tenants/<テナント名>/apps/<アプリケーションID>/filelistener/successにファイルを移動します。

On error:

  • 非SaaSモードの場合、ファイルを指定した場所に移動します。

  • SaaSモード、または非SaaSモードでパスが指定されていない場合、<ServerSharedRoot>/tenants/<テナント名>/apps/<アプリケーションID>/filelistener/errorにファイルを移動します。