履歴の値を使用してプロセスをシミュレートする方法について説明します。
前提条件は以下です。
履歴の値を使用するシミュレーションシナリオを作成済みである。
手順を以下に示します。
シナリオエディタでシミュレーションシナリオを開きます。
[シミュレーション期間と起票間隔]領域で、[履歴データからシミュレーションのパラメタを獲得]リンクをクリックします。
[履歴データからシミュレーションのパラメタを獲得]ダイアログが表示されます。ここで、シミュレーションのパラメーターを取得するサーバを指定できます。
履歴データを獲得するサーバを指定します。用意されているサーバ接続を選択するか、新しいサーバ接続を参照します。
サーバ接続の選択:[サーバ接続情報]ドロップダウンリストから、履歴シミュレーションのパラメーターの取得元とするリモートサーバを選択します。
新しくサーバに接続する場合:
新しいサーバ接続情報を追加するため、[接続情報の参照]をクリックします。[サーバ接続情報の選択]ダイアログが表示されます。
新しくサーバに接続する場合は、[サーバ接続情報の選択]ダイアログの[新規...]をクリックします。[サーバ接続情報の設定]ダイアログが表示されます。
[サーバ接続情報の設定]ダイアログの全設定項目に値を入力し、[OK]をクリックすると、[サーバ接続情報の選択]ダイアログに新規サーバ接続情報が表示されます。設定項目の詳細については、“2.4.1 サーバ接続情報の設定”の項を参照してください。
[サーバ接続情報の選択]ダイアログの[OK]をクリックします。
図12.3 サーバ接続の選択
[履歴データからシミュレーションのパラメタを獲得]ダイアログで、[リストの取得]をクリックします。[ログイン]ダイアログが表示されます。パスワードを入力して、サーバへの認証を行います。ユーザ名は自動的に表示されます。
図12.4 パスワードの入力
[パスワードが必要]ダイアログで、[OK]をクリックしてユーザ名とパスワードを確定します。[選択]ダイアログに、選択したサーバ(この例ではremote_server1に変更)に保存されているすべてのアプリケーションが表示されます。
図12.5 選択したサーバにあるアプリケーションの表示
アプリケーション領域でアプリケーションを選択し、[次へ]をクリックします。
図12.6 プロセス定義の表示
注意
ポップアップメニューを使用するか、キーボードのF5キーを押して、プロセス定義のリストを更新できます。
シナリオ内に複数のプロセス定義がインポートされている場合、このダイアログはスキップされます。その場合、選択したアプリケーション全体の履歴情報が処理対象となります。
プロセス定義領域でプロセス定義を選択し、[次へ]をクリックします。
ここで、シミュレーション値を収集する日付を指定します。
図12.7 シミュレーションの日付の指定
注意
シミュレートするプロセス定義がSubprocessノードあるいはChained-Processノードを含む場合、[起票間隔]チェックボックスは無効になります。
注意
日付を選択しない場合は、履歴値の取得期間は無制限になります。
シミュレーション手順を指定します。
以下のパラメーターを指定できます。
開始日:Systemwalker Runbook Automation Studioが履歴シミュレーション値の取得を開始する日付です。
終了日:Systemwalker Runbook Automation Studioは履歴シミュレーション値をこの日付まで取得します。
起票間隔:起票間隔として指定した平均間隔でプロセスインスタンスがトリガされます。
矢印の遷移情報:特定の矢印に沿って遷移する確率(パーセント)です。
ノードの作業期間:平均アクティビティ期間の算出値です。