Javaエージェントは特殊なJavaプログラムで、バックグラウンドで情報を収集したり定義されたタスクを実行します。この処理は一定のスケジュールに基づいて実行され、ユーザーの直接的な対応は必要とされません。作成されたJavaエージェントは、自動的に起動され、ユーザーの代わりに非同期に処理を行います。Javaエージェントでは、レガシーシステムなどの外部システムにアクセスできます。Javaエージェントを使用すると、これらの外部サービスをプロセスインスタンスに組み込むことができます。
Systemwalker Runbook Automation Studioでは、ワークフローアプリケーションプロジェクトに複数のJavaエージェントを追加できます。新しいJavaエージェントを設定する場合は、Systemwalker Runbook Automation Studioに付属するagentsConfig.xmlというXMLファイルを使用します。新しく設定したJavaエージェントは、Activityノードに割り当てることにより、プロセスインスタンス内のアクティビティとして実行されます。Javaエージェントは、ロールをActivityノードに割り当てるのと同じ方法で、Activityノードに割り当てることができます。それにより、Javaエージェントがアクティビティのロールを担うようになります。
新しいJavaエージェントを定義するには、以下の手順に従います。
[ナビゲーター]ビューのプロジェクトを右クリックし、ポップアップメニューから[新規] > [エージェント]を選択します。
新しいJavaエージェントファイル(agentsConfig.xml)が、ワークフローアプリケーションプロジェクトのResourceフォルダに自動的に格納されます。デフォルトのagentsConfig.xmlファイルがリソースエディタで自動的に開かれます。
Javaエージェントファイルに必要なプロパティを入力します。Javaエージェントファイル(agentsConfig.xml)の詳細は“C.1 Javaエージェントファイル (agentsConfig.xml)”を参照してください。
ツールバーの[保存]をクリックして新しいエージェントを保存します。
新しいJavaエージェントを使用して、特定のタスクをバックグラウンドで実行できます。