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Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド
Systemwalker

11.7 無処理Java Actionの定義

無処理Java Actionは、何もしない組み込みのJava Actionです。これらのJava Actionは、Java Action例外をキャッチするだけで、他の処理を行いません。無処理Java Actionを使用すると、Systemwalker Runbook Automationは、単に次の命令に移動します。

注意

無処理Java Actionは、プロセス定義とすべてのノードに割り当てることができます。

無処理Java Actionを定義するには、以下の手順に従います。

  1. [プロパティ]ビューを表示するために、プロセス定義エディタ内の空のスペースをクリック、または、Java Actionを設定するノードを選択します。

  2. [アクションセット]タブを選択します。Java Actionを追加する場所に対応する[追加]をクリックします。[アクションタイプリスト]ダイアログが表示されます。

  3. [無処理Java Action]をダブルクリックします。

  4. オプション: [アクションエディタ - 無処理]ダイアログで、Java Actionの名前とメモを入力します。

    図11.36 無処理Java Actionの定義

  5. [OK]をクリックします。

無処理Java Actionの例

以下の例は、無処理アクションの使用方法を示しています。

この例では、通常のJava Action、たとえばメール送信というJava Actionが作成されています。このJava Actionでは、無処理アクションをエラーアクションとして定義しています。たとえば、受信者のメールボックスが一杯で、受信メールがすべて送信者に送り返された場合に、エラーが発生します。電子メールの送信よりもプロセスインスタンスの実行の方が重要な場合は、無処理アクションをエラーアクションとして定義します。これにより、エラーに関係なくプロセスインスタンスの継続が保証されます。