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Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド
Systemwalker

11.2.5 アクティビティのエスカレート

アクティビティの期限を定義する際には、期限に到達したときにそのアクティビティが完了していなかった場合の処理も定義します。その1つの方法は、[タスクのエスカレート]Java Actionを使用してアクティビティを別のユーザーにエスカレートすることです。

アクティビティのタイマーを定義するときも同様で、タイマーの期限が切れたときにアクティビティをエスカレートできます。

アクティビティをエスカレートする方法について説明します。

  1. Activityノード、Voting ActivityノードまたはCompound Activityノード用の期限またはタイマーを定義します。

    手順については、“6.22.1 期限の定義”または“6.22.2 タイマーの定義”を参照してください。

  2. [期限]または[タイマー]タブで、[追加]をクリックします。[アクションタイプリスト]ダイアログが表示されます。

  3. [サーバアクション]を展開し、[タスクのエスカレート]をダブルクリックします。

  4. エスカレート先となるユーザー名を指定します。

    ユーザー名の直接入力やユーザー名が格納されているUDAの選択、評価結果がユーザー名になる複合JavaScript式の記述が可能です。詳細については、“11.14 JavaScript式の定義”を参照してください。

    注意

    UDAの選択で指定する場合は、STRING型のUDAを選択します。STRING型以外のUDAを選択した場合は、Java Action実行時にエラーとなります。

    複数のユーザーを指定する場合は、カンマを使用してユーザー名を区切ります。以下の図はその例を示しています。

    図11.12 アクティビティをエスカレートする

  5. [詳細]タブで、Java Actionのアクション名とノートを入力します。

  6. [OK]をクリックします。

注意

補償アクションを使用してこのアクションを補償する必要はありません。このアクションによって実行された変更は、Systemwalker Runbook Automation内に限定されており、プロセスインスタンスがエラー状態になった後ロールバックされるからです。補償アクションの詳細については、“11.1.7 Java Actionのエラー処理”を参照してください。