ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド
Systemwalker

10.3.3 決定ルールの編集

前提条件:決定ルール表ファイルを作成し、必要は条件変数と結果変数が定義されている。

決定ルールを編集する方法について説明します。

  1. 決定ルール表ファイルを選択し、決定ルール表エディタを開きます。

  2. 決定ルールを追加するために、[決定ルール]領域で[追加]ボタンをクリックします。

    新しい行が追加され、[No.]カラムには先頭行からの行番号が表示されます。最初の行番号は“1”です。

  3. 決定ルールテーブルに、既に設定している条件変数と結果変数のカラムが表示されます。

  4. 条件変数のセルをクリックすると、テキストフィールドとボタンが表示されます。

    このボタンをクリックすると、[式の作成]ダイアログが表示されます。

  5. [オペレータ]コンボボックスから条件変数の値を判定する際に使用する演算子(オペレータ)を選択します。

    図10.8 [式の作成]ダイアログ

    以下のオペレータを使用することができます。

    • <= (~以下)

    • < (~より小さい)

    • = (~と等しい)

    • != (~と等しくない)

    • > (~より大きい)

    • >= (~以上)

    • in (~と等しい、または~と等しい、…)

    • between (~以上、~以下)

    • like (~を含む)

    • notlike (~を含まない)

    注意

    • [条件変数]カラムをクリックして、直接、条件変数の式を入力できます。条件変数の式に誤りがある場合は、エラーメッセージが表示されます。

    • オペレータ(=,!=,<,>,<=,>=)については、オペレータの後の値を入力します(例:“=xyz”)。オペレータ(in, like,  not like, between)の形式は、オペレータ(value1,value2...)となります(例:“in(a,b,c)”)。

    以下の表は、条件変数のタイプ毎にサポートされているオペレータの一覧です。

    オペレータ

    Boolean

    Integer

    Float

    Long

    BigDecimal

    Date

    String

    <

    ×

    ×

    >=

    ×

    ×

    <=

    ×

    ×

    >=

    ×

    ×

    !=

    =

    in

    ×

    between

    ×

    ×

    like

    ×

    ×

    ×

    ×

    ×

    ×

    notlike

    ×

    ×

    ×

    ×

    ×

    ×

    ○: サポート、×:未サポート

  6. [OK]ボタンをクリックします。

    条件変数の式が対応する条件変数のセルに表示されます。

  7. [結果変数]カラムをクリックして、条件変数に定義した式が真(true)の場合に設定する値を入力します。

    例えば、以下の図での決定ルールは、条件変数 CustomerTypeが“Gold”と等しく、Regionが“CA”と等しい場合、結果変数 Discountには、“10”が設定されます。

    図10.9 決定ルールの追加

    複数の条件変数を設定するときに、条件変数のある式を空白に設定することができます。これはワイルドカードとして扱われます。

    上図の条件変数 DayOfWeekの式は空白で設定され、この変数の式は評価されません。

    注意

    条件変数のすべてのタイプで、式を空白にすることができます。

決定ルールを実行するときに、すべての決定ルールを評価します。複数の決定ルールが適用される場合、最初に評価された決定ルールが採用されます。 例として、以下の割り引きルールを使用して説明します。

sales amountの値が$70000の場合、両方の決定ルールは適用されます。しかし、最初の“決定ルール 1”が採用されて、結果変数“discount rate”には、20%が設定されます。“決定ルール 2”は無視されます。もし、すべての条件変数の式を空白で設定した場合、最初の決定ルールが採用され、2番目以降の決定ルールは無視されます。

決定ルール表を検証する方法については、“10.5 決定ルール表の検証”を参照してください。

条件変数と結果変数をプロセス定義のユーザ定義属性にマッピングする方法については、“10.6 決定ルール表アクションの使用”を参照してください。