分岐条件の定義について説明します。
前提条件は以下です。
前提条件:
プロセス定義にConditionalノードを追加している
Conditionalノードに外向き矢印がある
評価するUDAを指定している
Conditionalノードは、いくつかの選択肢の中からプロセスが進む1つの方向を示すステップです。ノードの外向き矢印はプロセスが進むことのできる方向を表しています。どの方向に進むかは、UDAの値によって決定されます。
以下の図は、購買プロセスの一部を示しています。価格がある限度を下回る場合は、チームのメンバーが直接商品を注文できます。それ以外の場合は、プロジェクトマネージャーの承認が必要になります。
図6.43 Conditionalノードの使用
分岐条件の定義では、デフォルトの矢印も定義できます。どの分岐条件とも一致しない場合は、デフォルトの矢印が選択されます。評価するConditionalノードの値を入力しない場合も、デフォルトの矢印が選択されます。
分岐条件を定義する方法について説明します。
Conditionalノードを選択します。
[決定ルール]タブを選択します。
[評価する変数]領域で、評価する変数を選択します。XMLタイプのUDAを選択した場合は、[XPath]フィールドに評価で使用するXPathを入力します。
注意
XML以外のUDAタイプを選択した場合には、[XPath]フィールドは無効になります。
オプション:[XPath]カラムで選択したXPathを編集する場合は、[編集]ボタンをクリックします。[XPath エディタ]ダイアログが表示され、XPathを編集することができます。
注意
[XPath]フィールドには、選択されたXMLタイプのユーザ定義属性に関連するXPathのリストが表示されます。 選択されたユーザ定義属性でXMLスキーマが定義されている時、このXMLスキーマで使用できるXPathのリストを表示します。 選択されたユーザ定義属性でXML(初期)値が定義されている場合は、このXML(初期)値で使用できるXPathのリストを表示します。 両方定義されている場合は、XMLスキーマで使用できるXPathのリストを表示します。
注意
XPath エディタは編集されたXPathの正当性を確認しません。
Conditional ノードを起点とする各矢印に、UDA の値と比較する評価基準を指定します。
図6.44 分岐条件の定義
デフォルトの矢印を定義する場合は、その矢印を選択し、[デフォルト]ボタンをクリックします。
分岐条件の評価順序を変更するには、分岐条件を選択し、[上へ]または[下へ]をクリックします。
すべての外向き矢印は、このテーブルに表示された順序で確認され、最初に一致した分岐条件が選択されます。有効な分岐条件が見つからない場合は、分岐条件に当てはまらなくても、デフォルト値として定義した矢印が選択されます。
分岐条件を詳細に指定する場合は、ConditionalノードではなくComplex Conditionalノードを使用します。