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Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド
Systemwalker

1.2.7 ユーザー情報の管理方法

Systemwalker Runbook Automationを操作するために必要な、認証の方式について設計を行います。

Systemwalker Runbook Automationは以下の認証方式を提供しています。

シングル・サインオンによる認証

Systemwalker Runbook Automationのログインユーザーとして、シングル・サインオン環境のリポジトリに登録されているユーザーを使用します。この方法には、以下の特長があります。

  • シングル・サインオン環境をサポートしている製品間で、使用するユーザー情報を共通化できます。ユーザー情報はシングル・サインオン環境のリポジトリで一元管理できます。

  • Systemwalker Runbook Automationの管理サーバにログインした際の情報を用いて、新たなログイン画面を表示せずに、シングル・サインオンを利用しているソフトウェア製品をシームレスに起動できます。

Systemwalker Runbook Automationが利用可能なシングル・サインオンは、以下のとおりです。

  • Interstage シングル・サインオン

    Interstage シングル・サインオン環境のリポジトリは、Interstageディレクトリサービスを使用して構築します。すでにInterstageディレクトリサービスを導入している場合は、既存のInterstageディレクトリサービスを使用することができます。

  • ServerView Operations Manager シングル・サインオン

    構築済のServerView Operations Manager シングル・サインオン環境がある場合、Systemwalker Runbook Automationにおいても同じ認証基盤を利用することができます。ServerView Operations Manager シングル・サインオン環境のリポジトリは、ServerView Operations Managerが提供するOpenDJ(ServerView Operations Manager V6.1以降)、OpenDS(ServerView Operations Manager V6.1より前)、またはActive Directoryを利用します。

LDAPによる認証

LDAPによる認証で環境を構築します。

なお、すでにユーザーの認証にLDAPを構築している場合には、この構築済みのLDAPを利用することができます。Systemwalker Runbook Automationを操作するユーザーと同一にすることで、ユーザー情報の一元管理が可能になり、ユーザーのメンテナンスが容易になります。

Systemwalker Runbook Automationが利用可能なLDAPは、以下のとおりです。

  • Interstageディレクトリサービス

  • Active Directory

  • Open LDAP

LDAPの認証リポジトリは、Interstageディレクトリサービス、Active Directory、またはOpenLDAPを使用して構築します。すでにこれらの認証リポジトリを導入している場合は、それらを使用することができます。