テキストファイルのデータには漢字データを含むことができますが、WindowsではシフトJISコードを、ホストではJEFコードを用いています。このため、漢字データを含むテキストファイルを転送する場合、漢字コードの変換を行う必要があり、WSMGR for Webでは次の方法で変換を行います。利用者は特に意識する必要はありません。
ホストから受信したテキストファイル内のJEFコードをシフトJISコードに変換します。
JEFコードでは、1バイトの英数字・カナコードと漢字コードを区別するためにJEFコードの前後に漢字シフトコードが入っていますが、変換後のシフトJISコードには漢字シフトコードがないので、その分レコード長は短くなります。
Windows上のテキストファイル内のシフトJISコードをJEFコードに変換します。
漢字シフトコードが挿入されるため、その分レコード長は長くなります。
指定されたレコード長はホストのレコード長であるため、Windowsのテキストファイルでは超えていなくてもこのコード変換によりサイズがオーバーし、ファイル転送を中止する場合があります。
参考
コード変換エラーの結果は、■(SJIS:8140)に変換されます。ローマ数字、丸付き数字などの特殊文字を扱う場合は、JEF変換テーブルを修正する必要があります。
(→「A.8 かな入力とクリップボード連携、ファイル転送でのコード変換、ユーザ操作履歴出力ツール、エミュレータ画面の一時表示」参照)