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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L20

A.8 かな入力とクリップボード連携、ファイル転送でのコード変換、ユーザ操作履歴出力ツール、エミュレータ画面の一時表示

ホストとパソコンの文字コード変換は、JIS非漢字・第1/2水準をベースに行います。
ここでは、JEF(78JIS)とパソコン側のシフトJIS(90JIS/JIS2004)の相違点を中心に説明します。
なお、コード変換に用いられるJEF変換テーブルについては「JEF拡張漢字サポートV7.2」のヘルプを参照してください。


1.パソコン→ホスト(シフトJISJEF

第1第2水準 入れ替え
(83JIS)

入れ替えを行う。

字体変更文字
(83JIS)

JEF 第1第2水準に変換する。
字体表現は、JEF系端末では78JIS字体表現となる。ただし、JIS2004の場合は、83JIS字体表現から78JIS字体表現に変更された文字は、パソコン/JEF系端末で同じ字体表現となる。

追加文字
(83JIS)

追加文字は78JIS字体であり、JEF第1第2水準に対応するコードがあるのでそのコードに変換する。

追加2文字
(90JIS)

追加文字2文字はJEF拡張漢字に対応するコードがあるのでそのコードに変換する。

字体変更文字
(JIS2004)

JEF 第1第2水準に変換する。
ただし、JISの3文字(0x3029、0x4337、0x4454)については、JEF系端末では78JIS字体表現となる。
※字体変更文字(JIS2004)には、JIS2004で83JIS字体表現から78JIS字体表現に戻された文字を含みます。

JIS非漢字・第1/2水準以外のJISコード(外字含む)

ユーザが作成したJEF変換テーブルに存在するJISコードは対応するJEFコードに変換する。JIS非漢字・第1/2水準のJISコードが存在する場合、変換テーブルのJEFコードを優先する。

Japanist/OAK使用時はJapanist/OAKから入力された文字はJEFコードでそのままホストへ送信されます。このため、上記の変換は行われずに入力文字とJEFコードは完全に一致します。


2.ホスト→パソコン(JEF→シフトJIS

第1第2水準入れ替え
(83JIS)

入れ替えを行う。

字体変更文字
(83JIS)

JIS 第1第2水準に変換する。
字体表現は、JEF系端末では78JIS字体表現がパソコンでは83JIS字体表現になる。ただし、JIS2004の場合、83JIS字体表現から78JIS字体表現に変更された文字は、パソコン/JEF系端末で同じ字体表現となる。追加文字がある字体変更文字(4文字)は、追加文字を参照。

追加文字
(83JIS)

JISでの追加文字はJEFの第1第2水準に存在するため、字体変更文字をJIS-JEF変換したJEFコードとJIS 追加文字を、JIS-JEF変換したJEFコードが同一になる。このコードをJEF-JIS変換した場合、元のJISコードに変換できない。
上記に従い、字体が同じである追加文字のJISコードに変換する。

O :78JIS字体
N :83JIS字体
T :83JIS字体に変わったことにより字体が残された追加文字(字体はOと同じ)

追加2文字
(90JIS)

追加文字2文字は、JISに対応するコードがあるので、そのコードに変換する。

字体変更文字
(JIS2004)

JIS 第1第2水準に変換する。
ただし、JEFの3文字(0xB0A9、0xC3B7、0xC4D4)については、JEF系端末では78JIS字体表現がパソコンではJIS2004字体表現になる。
※字体変更文字(JIS2004)には、JIS2004で83JIS字体表現から78JIS字体表現に戻された文字を含みます。

拡張漢字・拡張非漢字・JEFユーザ定義文字

ユーザが作成したJEF変換テーブルに存在するJEFコードは、その対応するJISコードに変換する。
その他の場合は、未定義コードに変換する。