ユーザ操作履歴の記録機能では接続中のエミュレータよりホストに対して行った操作履歴を記録します。ホスト資産へ不正アクセスが発生した場合、この操作履歴を参照することでホストへアクセスしたユーザの特定や、不正操作されたホスト上の資産を特定するための情報を管理者が確認することができます。
注意
ユーザ操作履歴の記録を使用する場合は、HTMLモードによる運用、またはActiveXモードのHTTPトンネリング機能による運用が必須です。
操作履歴として記録されるホストへの送信データは、入力操作、アテンションキー操作、ローカルコピー操作などです。ホスト画面データなどの受信データや、ファイル転送時に送受信する転送データの内容は記録されません。
システム異常などにより、ユーザ操作履歴機能の起動や書き込みに失敗した場合はイベントログに情報が出力されます。この場合、操作履歴は記録されませんので、イベントログを監視して早急な対処を行うことを推奨します。
操作履歴はクライアントが接続したWSMGR for Webサーバで記録されます。負荷分散運用時は各WSMGR for Webサーバで操作履歴を確認する必要があります。
Proxyサーバを経由して端末接続が行われた場合、端末のIPアドレスとしてProxyサーバのIPアドレスが記録されます。Proxyサーバに接続した端末のIPアドレスを特定したい場合は、Proxyサーバのログも合わせて採取してください。
ユーザ操作履歴の記録機能は以下の機能から構成されます。
操作履歴の記録
記録済み操作履歴ファイルから参照データのテキスト/CSVファイル抽出