ディレクトリサービス製品で、ディレクトリ認証機能を利用するための準備を行います。
1)ユーザエントリ(ユーザオブジェクト)を作成する
WSMGR for Webにログオンするユーザエントリ(ユーザオブジェクト)を作成します。
参考
ユーザエントリ(ユーザオブジェクト)とは、オブジェクトクラスとしてpersonクラスを定義したエントリ(オブジェクト)です。
2)ディレクトリユーザ名を格納する属性を決定する
ディレクトリ認証機能を利用したWSMGR for Webへのログインで使用するディレクトリユーザ名を格納する属性(以降、ディレクトリユーザ属性)を決定します。
ここで決定したディレクトリユーザ属性は、「14.2.3 WSMGR for Webの設定(ディレクトリ認証機能の設定)」の「ディレクトリユーザ属性」に設定してください。
参考
ディレクトリ製品によっては、ディレクトリへのログオン名など、分かり易く、一意な値を格納する属性が用意されている場合がありますので、この属性をディレクトリユーザ属性として利用することを推奨します。
例)
ActiveDirectoryの場合:”samAccountName”属性
3)ディレクトリユーザ名を格納する
WSMGR for Webのログオンに利用するディレクトリユーザ名を、ユーザエントリ(ユーザオブジェクト)のディレクトリユーザ属性に格納(設定)します。
注意
ディレクトリユーザ名に指定した名前がWSMGR for Webユーザ名として使用されます。ディレクトリユーザ名はディレクトリ上で一意となるように設定してください。ディレクトリユーザ名に次の文字は使用しないでください。
空白 < > / * ; : ? | , . \ [ ] @ " + & =
参考
ディレクトリユーザ名はWSMGR for Webの使用者がログオン時に使用するため、ディレクトリサービスへのログオン名など、分かり易い値を設定することを推奨します。