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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L20

8.2.5 ユーザ制限とプロファイル、リソースの検索ルールの設定

WSMGR for Webではユーザ、またはグループごとにエミュレータ設定の制限を指定することができます。
ユーザ権限でログインした場合でも、そのユーザがエミュレータの設定権限を持っている場合、エミュレータの設定を行うことができます。また、ユーザ、グループごとにプロファイルとリソース(リソースでは共通にも定義可能)を定義できるため、同名のファイルがあった場合に実際にどのファイルを使用するかの検索順番を設定することができます。
管理ツールで「共通」を選択し、[プロパティ]をクリックしてダイアログを表示します。


■制限

プロパティ、プロファイル、およびマクロの変更、保存操作とパスワード変更の制限レベルを選択します。

注意

プロパティの制限レベルはユーザプロパティ、およびグループプロパティでも設定可能です。ユーザプロパティが一番優先され、次にグループプロパティが使用されます。ユーザプロパティ、グループプロパティともに「既定値に従う」が指定されている場合に、この共通プロパティの制限レベルが使用されます。プロファイルの制限レベルの設定も、プロパティと同様のルールを使用します。

プロパティ、プロファイル:

エミュレータのプロパティ、プロファイルの変更、保存の制限レベルを次の中から選択します。プロパティとプロファイルは別々に制限レベルが設定できます。

設定値

動作

×変更禁止、×保存禁止

エミュレータのプロパティ、プロファイルの変更、保存操作を禁止します。

○変更許可、×保存禁止

エミュレータのプロパティ、プロファイルはその場で変更できますが保存は禁止します。変更内容は保存されないために、次回の起動時には変更前の内容に戻ります。

○変更許可、○保存許可

エミュレータのプロパティ、プロファイルはその場で変更でき、変更結果が保存されます。変更内容はサーバに保存されるために、次回の起動時も変更後の内容が反映されます。
また、プロパティとプロファイルの両方が「○変更許可、○保存許可」の場合には接続先の一覧画面の設定ボタンから管理ツールを呼び出すことができます。グループや共通設定以外のユーザに関連する設定を行うことができます。

注意

グループに定義されている接続アイコンのプロパティやプロファイルは保存できません。

パスワード:

ユーザの接続先一覧画面におけるパスワード変更の制限レベルを次の中から選択します。

設定値

動作

×変更禁止

ユーザの接続先一覧画面におけるパスワード変更処理を禁止します。

○変更許可

ユーザの接続先一覧画面におけるパスワード変更処理を許可します。

マクロ:

マクロの記録、設定(作成、編集、名前変更、削除)操作の制限レベルを次の中から選択します。

設定値

動作

×変更禁止

マクロの記録、設定操作を禁止します。

○変更許可

マクロの記録、設定操作を許可します。

注意

共通、およびグループに関連付けられたマクロの上書き記録、設定操作はできません。

注意

接続先の一覧から管理ツールを呼び出してパスワード変更を行う場合は、パスワード変更の制限レベルではなくプロパティの制限レベルに従います。
パスワード変更を変更禁止に設定しても、パスワードポリシーによってパスワード変更を要求された場合は変更可能となります。


プロファイル、リソースの検索ルール

プロファイルはユーザ、およびグループごとに定義することができます。また、リソースはユーザ、グループ、および共通ごとに定義することができます。それぞれに関連付けられているプロファイル、リソースをどのような検索ルールで使用するかを選択します。

プロファイル:

プロファイルの検索ルールを次の中から選択します。

設定値

動作

ユーザ(グループ)のみ使用

ユーザに定義された接続アイコンで起動されたエミュレータはユーザのプロファイルのみ使用します。グループに定義された接続アイコンで起動されたエミュレータはグループのプロファイルのみ使用します。WSMGR for Web V1.1 L20以前の互換モードになります。

ユーザ>グループの順番に検索

ユーザのプロファイル、グループのプロファイルの順番に検索します。同名のプロファイルがある場合はユーザのプロファイルが優先されます

グループ>ユーザの順番に検索

グループのプロファイル、ユーザのプロファイルの順番に検索します。同名のプロファイルがある場合はグループのプロファイルが優先されます。

リソース:

リソースの検索ルールを次の中から選択します。

設定値

動作

ユーザ(グループ)のみ使用

ユーザに定義された接続アイコンで起動されたエミュレータはユーザのリソースのみ使用します。グループに定義された接続アイコンで起動されたエミュレータはグループのリソースのみ使用します。WSMGR for Web V.1.L20以前の互換モードになります。

ユーザ>グループ>共通の順番に検索

ユーザ、グループ、共通の順番にリソースを検索します。同名のリソースがある場合はユーザ、グループの順に優先されます。

共通>グループ>ユーザの順番に検索

共通、グループ、ユーザの順番にリソースを検索します。同名のリソースがある場合は共通、グループの順に優先されます。

注意

V1.1 L20以前のWSMGR for Webと互換の動作にしたい場合、インストール後、各プロパティダイアログから設定を変更してください。

■接続モード

使用するエミュレータの接続モードを次の中から選択します。接続モードの詳細については「2.1 エミュレータの接続モード」を参照してください。

設定値

動作

HTMLモード

HTMLモードのエミュレータを優先的に使用可能にします。

HTMLモード(IEアドオンを使用する)

HTMLモードのエミュレータを優先的に使用可能にします。また、IEアドオンを使用してHTMLモードの制約を緩和します。

ActiveXモード

ActiveXモードのエミュレータを優先的に使用可能にします。