WSMGR for Webのインストールとエミュレータのセットアップの手順を説明します。本章で説明する作業を行うことにより、クライアントでホスト端末エミュレーション機能を利用する準備が完了します。
注意
インストール/アンインストールの各操作はWebサーバ上で行います。Windowsの管理者権限が必要です。また、ユーザアカウント制御(UAC)により管理者権限の許可操作が必要です。
Webサーバとして、Internet Information Servicesと次の役割サービスのインストールが必要です。
Windows Server 2008 R2の場合:「CGI」、「ISAPI拡張」、「ASP.NET」
Windows Server 2012の場合:「CGI」、「ISAPI拡張」、「ASP.NET 4.5」
サーバシステムに.NET Framework 4.0以降がインストールされていない場合は、WSMGR for Webのインストール時に自動的にインストールされます。
インターネット経由で利用するためには、別途様々な設定やセキュリティ対策が必要となります。インターネット経由で利用する場合は「6.9.1 インターネット端末からの利用方法」を参照し、必ず適切な設定およびセキュリティ対策を実施してください。
Internet Information Servicesでは、WSMGR for WebのCGI/ISAPIの動作を許可する必要があります。WSMGR for Webのインストーラで許可しなかった場合は、インストール後に手動で許可してください。(→「5.4 IISの設定について」参照)
WSMGR for Webのインストール先がNTFSの場合、WSMGR for Webのインストールフォルダ配下のすべてのフォルダ/ファイルに対して、“Everyone”グループに「フルコントロール」のアクセス権が必要です。
参考
Windows Server 2008 R2以降ではシステムドライブやNTFSフォーマットされたドライブに対するアクセス権が強化されたため、これらOSにWSMGR for Webをインストールした場合で、インストール先が以下の時に、“Everyone”グループに「フルコントロール」のアクセス権がないことがあります。
Windows Server 2008 R2以降でシステムドライブ配下にインストールした場合
Windows Server 2008 R2以降でフォーマットされたNTFSドライブにインストールした場合