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Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド コリレーション編
Systemwalker

1.1.1 「はじめに」の定義方法

「はじめに」の運用の定義方法を説明します。

定義の流れ

1. サーバに設定しているローカル定義の内容をCSVファイルに出力しま

2. Event Designer をインストールします。

3. Event Designer で定義します。

4. Event Designerの定義をCSVファイルに出力します。

5. 設定義をサーバに反映します。

定義の詳細

1. サーバに設定しているローカル定義の内容をCSVファイルに出力します。

  1. 運用管理サーバで、mpaoscrcsv(イベントコリレーション定義のCSV出力コマンド)を使用して、設定されている定義を出力します。

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/mpaoscrcsv -o /tmp/correlation.csv

    mpaoscrcsv(イベントコリレーション定義のCSV出力コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

  2. Event DesignerをインストールするマシンにCSVファイル(/tmp/correlation.csv)をコピーします。コピー後のCSVファイルを、c:\temp\correlation.csvとします。

2. Event Designer をインストールします。

  1. Systemwalker Centric Manager のセットアップ画面を起動します。

    ローカルインストールを行う場合はDVDから、ネットワークインストールで行う場合は、ネットワーク接続したドライブからインストールコマンドを実行します。

    DVDまたはネットワーク接続ドライブ\swsetup.exe

    →セットアップ画面が表示されます。

  2. [ツール]の[Event Designer]を起動します。

    →[ようこそ]画面が表示されます。あとは、画面の指示に従って操作して、インストールします。

  3. Event Designer を起動します。

    以下のMicrosoft(R) Excelファイルを起動します。

    Event Designerインストールディレクトリ\bin\Event Designer.xls

3. Event Designer で定義します。

  1. [CSV入力]ボタンをクリックします。入力するファイルにmpaoscrcsv(イベントコリレーション定義のCSV出力コマンド)で出力したCSVファイル(c:\temp\correlation.csv)を指定します。

    →CSVファイルの内容が、Event Designerに反映されます。

  2. [コリレーション定義]ボタンをクリックし、サブメニューから[コリレーション監視の条件定義]をクリックします。

    →[コリレーション監視の条件定義メンテナンス]シートと[新規入力支援]画面が表示されます。

  3. 項目を設定します。

    (1)[コリレーション条件]

    (1-1)[基準イベント(メッセージ)]:UX:SSQC: WARNING: 6102:AP:SSQC: warnning: Monitoring value of Object\(UserCPU\) is above than upper warning level\.

    (1-2)[基準イベントの扱い]:監視しない

    (1-3)[監視方法]:基準イベントの発生回数を監視

    (1-4)[発生回数]:3

    (1-5)[監視間隔(秒)]:300

    (1-6)[コメント](任意入力):CPU使用率を監視

    (1-7)[判定方法]:条件一致で真

    注意

    (1-1)では、正規表現を使用します。正規表現については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“正規表現の設定例”を参照してください。

    (2)[条件成立時処理]

    (2-1)[対処処理]:対処済にしない

    (2-2)[通知方法]:新規イベントを通知

    (2-3)[メッセージ通知の実行方法]:常時実行

    (2-4)[メッセージ]:UX:性能監視: ERROR: CPU使用率の高負荷状態が多数発生しています。詳細を確認してください。

    (3)[条件不成立時処理]

    (3-1)[対処処理]:対処済にしない

    (3-2)[通知方法]:通知しない

  4. [OK]ボタンをクリックします。

    →コリレーション監視の条件定義の各シートに設定した項目が反映されます。

    • [コリレーション監視の条件定義メンテナンス]シート: “(1)[コリレーション条件]”、“(2)[条件成立時処理]”、および“(3)[条件不成立時処理]”で指定した内容が反映されます。

      [反映された項目]

      (1)[コリレーションパターン]→コリレーションパターン0000(図中の黄色○)

      (2)[条件成立時]→コリレーション処理0000(図中のピンク色○)

      (3)[条件不成立時]→コリレーション処理0001(図中のピンク色○)

      (1-6)[コメント]:CPU使用率を監視

    • [コリレーションパターン]シート: (1)[コリレーション条件]で指定した内容が反映されます。

      [反映された項目-コリレーションパターン0000(図中の黄色○)]

      (1-1)[基準イベント]→メッセージ特定0023(図中の緑色○)

      (1-2)[基準イベントの扱い]→メッセージ特定0023(図中の緑色○)

      (1-3)[監視方法]:発生回数を監視

      (1-4)[発生回数]:3

      (1-5)[監視間隔(秒)]:300

      (1-6)[コメント]:CPU使用率を監視

      (1-7)[判定方法]:条件一致で真

    • [コリレーション処理]シート: “(2)[条件成立時処理]”、“(3)[条件不成立時処理]”で指定した内容が反映されます。

      [反映された項目-コリレーション処理0000(図中のピンク色○)]

      (2-1)[対処処理]:対処済にしない

      (2-2)[通知方法]:新規イベントを通知

      (2-3)[メッセージ通知の実行方法]:常時実行

      (2-4)[メッセージ]:UX:性能監視: ERROR: CPU使用率の高負荷状態が多数発生しています。詳細を確認してください。

      [反映された項目-コリレーション処理0001(図中のピンク色○)]

      (3-1)[対処処理]:対処済にしない

      (3-2)[通知方法]:通知しない

    • [メッセージ特定条件]シート: (1)[コリレーション条件]で指定した内容が反映されます。

      [反映された項目-メッセージ特定0023(図中の緑色○)]

      (1-1)[基準イベント(メッセージ)]:UX:SSQC: WARNING: 6102:AP:SSQC: warnning: Monitoring value of Object(UserCPU) is above than upper warning level.

      →[メッセージテキストの特定]

      (1-2)[基準イベントの扱い]:監視しない

    ポイント

    [新規入力支援]画面の項目と各シートの項目の対応については、“[新規入力支援]ダイアログとEvent Designerのシートの対応表”を参照してください。

4. Event Designerの定義をCSVファイルに出力します。

  1. [コリレーション監視の条件定義メンテナンス]シートで、[イベント監視へ]ボタンをクリックします。

    →[イベント監視の条件定義メンテナンス]シートが表示されます。

  2. [CSV出力]ボタンをクリックし、出力するファイルにCSVファイル(c:\temp\correlation.csv)を指定します。

5. 設定した定義をサーバに反映します。

  1. 出力したCSVファイル(c:\temp\correlation.csv)を、運用管理サーバにコピーします。コピー後のファイルを、/tmp/correlation.csvとします。

  2. 運用管理サーバで、mpaoscrdef(イベントコリレーション定義のCSV反映コマンド)を使用して、設定した定義を反映します。

    /opt/FJSVfwaos/usr/bin/mpaoscrdef -i /tmp/correlation.csv

    mpaoscrdef(イベントコリレーション定義のCSV反映コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。