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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編
Systemwalker

11.2 インベントリ情報を収集する場合の注意事項

DNSサーバがルータの外に存在する環境の場合

DNSサーバがルータの外に存在する環境の場合、インベントリ情報収集時に、ルータの外にパケットが送出されて課金問題が生じることがあります。これはインベントリ情報収集時にIPアドレスからホスト名を解決しようとして、ルータの外にあるDNSサーバへ問い合わせに行ってしまうためです。

DNSサーバへの問い合わせをなくすには、通常、ローカルのhostsファイルにホスト名を定義します。

DHCP運用以外の場合、hostsファイルに以下の情報を追加するとDNSサーバへの問い合わせは発生しなくなります。

  1. 自ノードのホスト名

  2. DNSサーバのホスト名


hostsファイルの記述

自ホストのIPアドレス                    自ホスト名
DNSサーバのIPアドレス                   DNSサーバ名

ただし、DHCP運用している場合はIPアドレスが固定とならないため、hostsファイルでの定義は困難となります。この場合以下の対応を行うことでDNSサーバへの問い合わせを回避することができます。

Systemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\Mpcompcl\cminvctl.infをメモ帳等のテキストエディタを使用して、以下のように編集します。

[DHCP]
host=no
DNShost=no

複数のネットワーク・インタフェース・カードを実装している場合

複数のネットワーク・インタフェース・カードを実装している場合、各ネットワーク・インタフェース・カードのIPアドレスがそれぞれ一意なホスト名で名前解決できるようになっていない場合には以下の対応を行ってください。

インストールレス型エージェント監視による運用に切り替える場合

インストール型エージェント監視による運用に切り替える前に、以下の操作を実施してください。

  1. Systemwalkerコンソール上に存在する当該ノードを削除する。

  2. drmsdlt(資源配付の管理情報削除コマンド(サーバ用))により、当該ノードを削除する。

“drmsdlt(資源配付の管理情報削除コマンド(サーバ用))”の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。