本書の目的
本書は、Symfoware Serverのデータベース二重化/Mirroring Controllerを利用して構築するDBミラーリングシステムと、Symfoware Active DB Guardを接続する場合の、セットアップおよび運用について必要な事柄を説明しています。
本書の読者
本書は、以下の読者を対象としています。
Symfoware Active DB Guardを利用して、システムを設計する人
Symfoware Active DB Guardを利用して、システムを構築する人
Symfoware Active DB Guardで構築した業務システムを運用管理する人
読者の前提知識
コンピュータについての一般的な知識
業務に関する知識
Oracle Solaris、LinuxおよびWindows(R)に関する一般的な知識
リレーショナルデータベースに関する一般的な知識
Symfoware Serverに関する機能や用語の知識
ETERNUSに関する機能や用語の知識
ETERNUS SF AdvancedCopy Managerに関する機能や用語の知識
Symfoware Serverのデータベース二重化、およびSymfowre Server Mirroring Controllerに関する機能や用語の知識
Symfoware Active DB Guardに関する機能や用語の知識
本書の構成
本書は以下の構成になっています。
DBミラーリングシステム連携の概要について説明しています。
DBミラーリングシステム連携のセットアップの準備について説明しています。
DBミラーリングシステム連携のセットアップについて説明しています。
DBミラーリングシステム連携の運用のパターンについて説明しています。
DBミラーリングシステム連携の運用方法について説明しています。
DBミラーリングシステム連携の環境を運用開始後に変更する際の操作について説明しています。
DBミラーリングシステム連携の運用環境に異常が発生した場合の対処方法について説明しています。
データベース二重化/Mirroring Controller、またはActive DB Guardが既存の環境にDBミラーリングシステム連携セットアップする手順について説明しています。
DBミラーリングシステム連携の切替え運用と保守運用の起動/停止方法について説明しています。
DBミラーリングシステム連携のセットアップや運用で使用するコマンド表示内容について説明しています。
DBミラーリングシステム連携において、業務アプリケーションやデータベース定義が実行可能な状態を説明しています。
DBミラーリングシステム連携の運用におけるコマンドやセットアップスクリプトの動作可否について説明しています。
本書での表記
本マニュアルでの表記方法について説明します。
本書では、図中で使用する製品名/機能名を以下のように省略している場合があります。
製品名/機能名 | 本書での表記 |
---|---|
Symfoware Server データベース二重化機能 | MC |
Symfoware Server Mirroring Controller | |
Symfoware Active DB Guard | ADBG |
本書で使用するノードの呼称と、Active DB Guardおよびデータベース二重化/Mirroring Controllerでの呼称の対応表を以下に示します。
本書での呼称 | Active DB Guardでの呼称 | データベース二重化 |
---|---|---|
正センタマスタノード | 複写元システム、または | 正系ノード、または |
正センタミラーノード | なし | 副系ノード、または |
副センタマスタノード | 複写元システム、または | 正系ノード、または |
副センタミラーノード | なし | 副系ノード、または |
本書に記載されているデータベース二重化/Mirroring Controllerの情報表示コマンド(dxinf)の表示例は、利用する機能によって表示項目が異なります。
データベース二重化機能/Mirroring Controller(データ転送にTCP/IPを利用)の場合は、“コマンドリファレンス”を参照してください。
Mirroring Controller(データ転送にストレージのリモートコピー機能を利用)の場合は、“Mirroring Controller コマンドリファレンス”を参照してください。
出版年月および版数
平成24年 7月 初版 平成24年 8月 第2版 平成24年 11月 第3版
著作権表示
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