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Symfoware Server V11.0.1 セキュリティ運用ガイド
Symfoware

12.1 認証時の対応

利用者の認証は、CONNECT文とSET SESSION AUTHORIZATION文で記述された利用者名とパスワードを利用して行われます。

認証に成功した場合

認証に成功すると、SQLMSG変数に以下のメッセージが返却されます。

JYP2605I 正常終了しました.接続日時:"2007-04-14 09:54:46" 前回接続日時:"2006-12-30 23:55:28" 
接続日時

サーバシステムに接続した日時を返却します。接続日時は、年月日時分秒の順で返却されます。利用者は、この接続日時を記憶しておき、次回の接続時に参照し、不正なアクセスがないかを確認する必要があります。

前回接続日時

前回サーバシステムに接続した日時を返却します。前回接続日時は、年月日時分秒の順で返却されます。

利用者は、この前回接続日時と記憶している前回の接続日時を比較し、不正なアクセスがないかを確認する必要があります。

認証に失敗した場合

認証に失敗すると、SQLMSG変数に以下のメッセージが返却されます。

JYP1011E 利用者の認証ができません. 

利用者は、正しい利用者名とパスワードを設定して再実行しなければなりません。再実行しても認証が失敗する場合、管理者に連絡する必要があります。

認証が失敗する原因として、パスワード誤り以外の原因も考えられますが、不当な利用者の可能性があるため、原因についての情報は返却されません。パスワード誤り以外の認証失敗については、以下の原因が考えられます。

利用者の認証に失敗した場合、管理者が指定した待ち時間の間、待たされます。また、管理者が設定した連続失敗回数に達した場合、利用者資格が剥奪されます。