機能
利用者の属性を変更します。
記述形式
一般規則
少なくとも1つのオペランドを指定しなければなりません。
DBMSを指定した場合は、認可識別子をSymfoware/RDBで管理するように変更します。この場合、PASSWORD句を指定しなければなりません。
OSを指定した場合は、認可識別子をOSのユーザ名に対応させて管理するように変更します。
パスワードは、文字列定数で指定します。
認可識別子がSymfoware/RDBで管理されている場合のみパスワードを指定することができます。
PASSWORD句にパスワードを指定した場合、パスワードを指定された文字列に変更します。また、変更前のパスワードがロックされている場合は、これを解除します。PASSWORD句にLOCKを指定した場合、指定された認可識別子をロックした状態とします。
パスワードの指定形式の詳細については、“11.5 CREATE USER文(利用者定義文)”を参照してください。
ユーザパラメタのパラメタ名を指定します。指定可能なユーザパラメタは以下のとおりです。
PASSWORD_CHANGE_TIME
PASSWORD_LIMIT_TIME
INVALID_PASSWORD_WAIT_TIME
INVALID_PASSWORD_TIME
MIN_PASSWORD_SIZE
DEFAULT_ROLE
DEFAULT_ROLE以外のユーザパラメタ名の指定は、WITH句にDBMSを指定して、利用者の認可識別子とパスワードをSymfoware/RDBで管理する場合のみ有効となります。
ユーザパラメタは、利用者ごとにチューニングが可能です。これらのパラメタは利用者登録を使用している場合に指定できます。ユーザパラメタは、SET SYSTEM PARAMETER文で指定します。ただし、RESOURCE_LIMIT_CHECKは指定できません。また、DEFAULT_ROLEは、ALTER USER文でのみ指定できます。
ユーザパラメタの詳細については、“11.12 SET SYSTEM PARAMETER文”を参照してください。
使用例
認可識別子“SUZUKI”をSymfoware/RDBで管理するように変更します。
ALTER USER SUZUKI WITH DBMS PASSWORD '777###FF'
認可識別子“SUZUKI”のパスワードを変更します。
ALTER USER SUZUKI PASSWORD 'A@B#D5D1'
認可識別子“SUZUKI”のパスワードを使用不可状態にします。
ALTER USER SUZUKI PASSWORD LOCK
認可識別子“SUZUKI”に対して、1つのコネクションで使用可能なメモリ量“MAX_MEMORY_USE”を8メガバイト、1つのコネクションで使用可能な作業用ファイルの量“MAX_WORKFILE_USE”を100メガバイトに変更します。
ALTER USER SUZUKI MAX_MEMORY_USE=8, MAX_WORKFILE_USE=100