Symfoware/RDBを運用するためには、Symfoware/RDBの動作環境をRDB構成パラメタファイル内に記述して定義する必要があります。
標準セキュリティ運用を選択した場合は、以下の作業を行います。
RDBディレクトリファイルの配置先の変更
標準セキュリティ運用では、RDBディレクトリファイルの配置先をローデバイスに配置する必要があります。
RDB構成パラメタファイルを以下のように編集します。
- RDBDIRSPACE
RDBディレクトリファイルの情報を定義します。
RDBディレクトリファイルの配置先のローデバイスの絶対パス名を記述します。
記述形式は、以下のとおりです。
RDBDIRSPACE = RDBディレクトリファイルを配置するローデバイス名
ここで指定したローデバイスには、データベース用のRDBディレクトリファイルおよびRDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルの両方が作成されます。
共用メモリの獲得方式の指定
標準セキュリティ運用では、アプリケーションやRDBコマンドごとに共用メモリ域を獲得する必要があるため、RDB構成パラメタファイルを以下のように編集します。
- RDBEXTMEMMULTI
Symfoware/RDBが、プロセス外との情報交換のために使用する共用メモリの獲得方式を指定します。
共用メモリの獲得方式には、“分割獲得方式”を指定します。
記述形式は、以下のとおりです。
RDBEXTMEMMULTI = YES
ロググループ管理ファイルの配置先の指定
標準セキュリティ運用では、監査ログ用の資源を専用のロググループに配置するため、スケーラブルログ環境で運用します。
したがって、標準セキュリティ運用では、ロググループ管理ファイルの配置先をローデバイスに配置する必要があります。
- RDBLOGGROUPMANAGE
ロググループ管理ファイルの配置先のローデバイスの絶対パス名を指定します。
記述形式は、以下のとおりです。
RDBLOGGROUPMANAGE = ロググループ管理ファイルを配置するローデバイス名
参照
その他のRDB構成パラメタファイルの編集の詳細については、“セットアップガイド”を参照してください。