Symfoware Serverのセキュリティ運用環境と必要な設備要件について説明します。
想定されるSymfoware Serverのセキュリティ運用環境を以下の図に示します。
図4.3 想定されるSymfoware Serverのセキュリティ運用環境
インターネットなどの外部ネットワークと企業との境界にファイアウォールを設けます。そのファイアウォールにDMZという第3のネットワークを追加して、そのネットワークに公開用のWebサーバを設置することにより、公開サーバをファイアウォールの管理下に置き、不正アクセスを防止します。ファイアウォールを超えるアクセスは、アプリケーションサーバであるInterstage Application Serverのアプリケーションを経由した通信方法を採用します。
Symfowareデータベースは、外部の不正アクセスからデータを守るためにイントラネット内に配置します。その時、Symfoware Serverのセキュリティ運用環境は物理的に隔離されている必要があります。
Symfoware Serverのセキュリティ運用環境を構築するために必要な設備要件を以下に示します。
Symfoware Serverのセキュリティ運用を行うために、以下を用意します。
クライアントを含んだ建物
サーバが存在する部屋
Symfoware Serverのセキュリティ運用を行うために、以下を用意します。
ハードウェア
ネットワーク
Symfoware Serverのセキュリティ運用を行う機器が正常に動作するために、その品質管理、定期保守、盗難・破壊の防止を行う必要があります。
また、情報機器を通信回線に接続する際やシステムを外部ネットワークに接続する際の安全管理も行います。
情報機器の管理の例を以下に示します。
初期の管理作業
運用や業務の内容を踏まえて、十分な性能と品質を備えた機器を装備する。
業務処理に重要な影響を与える機器は、二重化対策を実施する。
可搬媒体は設置機器で固定する。
外部ネットワークと内部ネットワークを接続する場合、その接続機器の設置場所を管理された場所に限定する。
定期的な管理作業
機器の定期保守を行い、品質を確保する。
機器に格納されているデータの管理を徹底する。
機器の再利用時は、過去データを抹消する。
機器の破棄時は、過去データを抹消する。
定期的に棚卸しを行い、財産管理を徹底する。
Symfoware Serverのセキュリティ運用を行うために、以下を用意します。
必須ソフトウェア
関連ソフトウェア
以下を用意します。
OS
Solarisの場合
日本語Solaris
Linuxの場合
RHEL6(Intel64)
RHEL5(Intel64)
データベースシステム
Symfoware Server Enterprise Extended Edition