セキュリティパラメタは、以下の3種類から構成されます。
セキュリティ形態パラメタ
ユーザパラメタ
監査ログパラメタ
セキュリティパラメタ一覧を以下の表に示します。
セキュリティパラメタ名 | 意 味 | 指定できる | 分類 | ||
---|---|---|---|---|---|
SP | CU | AU | |||
SECURE_MODE (注1) | インストール時に選択した運用の種類 | - | - | - | セキュリティ形態パラメタ |
USER_CONTROL | 利用者登録の使用宣言を行うか否か | ○ | - | - | |
ROLE_RANGE (注2) | 以下の運用系コマンドに対するロール使用を有効にするか否か | ○ | - | - | |
XA_USE | XAプロトコルを受け付けるか否か | ○ | - | - | |
CONNECT_USER | CONNECT文での利用者の指定ができるか否か | ○ | - | - | |
WORKFILE_CLEAR | Symfoware Serverが自動的に作成する作業用ファイルを削除する時に内容を初期化するか否か | ○ | - | - | |
TRACEFILE_USE | 調査用ファイルの取得を許すか否か | ○ | - | - | |
MAX_CONNECTION | 1人の利用者がSymfoware/RDBシステムに対して、同時に接続可能なコネクション数 | ○ | ○ | ○ | ユーザパラメタ |
MAX_MEMORY_USE | 1つのコネクションで使用可能なメモリ量 | ○ | ○ | ○ | |
MAX_WORKFILE_USE | 1つのコネクションで使用可能な作業用ファイルの量 | ○ | ○ | ○ | |
MAX_WORKFILE_NUM | 1つのコネクションで使用可能な作業用ファイルの数 | ○ | ○ | ○ | |
MAX_TRAN_TIME | 1つのトランザクションで使用可能な時間 | ○ | ○ | ○ | |
MAX_TRAN_MEM | 1つのトランザクションで使用可能なトランザクション用メモリ量 | ○ | ○ | ○ | |
MAX_WAIT_TIME | アプリケーションの無応答待ち時間 | ○ | ○ | ○ | |
RESOURCE_LIMIT_CHECK | SET SESSION AUTHORIZATION文実行時に、使用可能な資源量を変更するか否か | ○ | - | - | |
PASSWORD_CHANGE_TIME | 何日前からパスワードの変更を勧めるかの日数 | ○ | ○ | ○ | |
PASSWORD_LIMIT_TIME | パスワードの期限 | ○ | ○ | ○ | |
INVALID_PASSWORD _WAIT_TIME | パスワード誤り時の待ち時間 | ○ | ○ | ○ | |
INVALID_PASSWORD_TIME | パスワード連続失敗の可能回数 | ○ | ○ | ○ | |
MIN_PASSWORD_SIZE | パスワードに最低限必要なバイト数 | ○ | ○ | ○ | |
DEFAULT_ROLE | デフォルトロールの指定 | - | - | ○ | |
AUDIT_SESSION_SUCCESS | 接続に成功したアプリケーション実行に関する監査ログを取得するか否か | ○ | - | - | 監査ログパラメタ |
AUDIT_SESSION_FAIL | 接続に失敗したアプリケーション実行に関する監査ログを取得するか否か | ○ | - | - | |
AUDIT_ACCESS_SUCCESS | 表およびルーチンなどの資源に対するアクセスで成功したものの監査ログを取得するか否か | ○ | - | - | |
AUDIT_ACCESS_FAIL | 表およびルーチンなどの資源に対するアクセスで失敗したものの監査ログを取得するか否か | ○ | - | - | |
AUDIT_SQL | SQL文に関する監査ログを取得するか否か | ○ | - | - | |
AUDIT_SQLBIND | SQL文の入力情報の監査ログを取得するか否か | ○ | - | - | |
AUDIT_MANAGE | 管理者の実行の監査ログを取得するか否か | ○ | - | - | |
AUDIT_ERROR | システムにおける重大なエラー、RDBシステム運用上の重大な事象およびその他の事象の監査ログを取得するか否か | ○ | - | - | |
AUDIT | 監査ログを取得する利用者を限定 | ○ | - | - | |
AUDIT_LOG_FULL | 監査ログ満杯時のふるまい | ○ | - | - |
SP :SET SYSTEM PARAMETER文
CU :CREATE USER文
AU :ALTER USER文
○ :指定できます。
- :指定できません。
注1) インストール時に値が決定し、インストール後にSET SYSTEM PARAMETER文では、変更できません。
注2) ROLE_RANGEパラメタは、標準運用時のみ有効です。
注3) ユーザパラメタは、セキュリティ形態パラメタ“USER_CONTROL”がYESになっているときのみ有効になります。