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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

F.4 スケーラブルログ運用への変更

スケーラブルログ運用を行っていない環境から、スケーラブルログ運用を行う環境への変更は、以下の手順で行います。

  1. Symfoware/RDBの停止

  2. RDB構成パラメタファイルの編集

  3. ロググループ管理ファイルの作成

  4. ユーザロググループの追加

ユーザロググループの追加の詳細については、“3.4.14 ユーザロググループのセットアップ”および“F.5.1 ユーザロググループの追加”を参照してください。

運用系のRDBシステムに対して、以下の手順で作業します。

(1)スケーラブル型のクラスタアプリケーション配下の
    業務を完全に停止します。
(2)スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されている
    すべての運用系および待機系のクラスタアプリケーション
    を保守停止します。
    クラスタアプリケーションの保守停止の手順は、
    “F.6 クラスタアプリケーションの保守のための停止”
    を参照してください。
(3)Symfoware/RDBが正常に停止したかを確認します。
    (Symfoware/RDBを配置している各ノードの
    メッセージログファイルに、Symfoware/RDBの
    停止メッセージが出力されるので、正常に停止し
    ていることを確認します。)
(4)GDSリソースを活性状態にします。
    GDSリソースの活性手順は、“3.4.1 GDSリソースの活性”
    を参照してください。
(5)RDB構成パラメタファイルを編集します。
    (ロググループ管理ファイルを作成するために、RDB構成
    パラメタファイルのRDBLOGGROUPMANAGEにロググループ
    管理ファイルの配置先を指定します。)
(6)ロググループ管理ファイルを作成します。               ―――― rdblogコマンド
                                                                 (Mオプション)
(7)ユーザロググループを追加します。                     ―――― rdblogコマンド
(8)Symfoware/RDBを起動します。(動作確認)                ―――― rdbstartコマンド
(9)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認)                ―――― rdbstopコマンド
(10)GDSリソースを非活性状態にします。
    GDSリソースの非活性手順は、“3.4.15 GDSリソースの非活性”
    を参照してください。
(11)スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録されている
    すべての運用系および待機系のクラスタアプリケーション
    の保守停止を解除します。
    クラスタアプリケーションの保守停止解除の手順は、
    “F.7 クラスタアプリケーションの保守停止のための解除”
    を参照してください。
(12)業務を再開します。

注意

ロググループ管理ファイルの配置先のローデバイスが、既存のRDBシステムの資源(RDBディクショナリ、RDBディクレトリファイル、データベーススペース、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイル、インダウトログファイル)を配置しているローデバイスと重複しないようにしてください。