何らかのトラブルが発生して、あるノードがダウンすると、ロードシェアシステム全体は縮退運転となります。ダウンしたRDBシステムが担当していたユーザロググループの引継ぎ処理が完了した段階で、再び当該ユーザロググループへアクセス可能となります。この前後で、ダウンしていないRDBシステムにコネクションを接続しているアプリケーションは、サーバとの接続を失うことなく、継続可能です。また、アプリケーションのリモートアクセス先のノードがダウンした場合は、Symfoware/RDBは次のように動作します。
リモートアクセス先のノードがダウンすることにより、ダウンしたノードにアクセスしているSQL文はエラーとなります。実行中のトランザクションを保証できない場合は、Symfoware/RDBが自動的にトランザクションを無効化します。トランザクションを保証できる場合は、ダウンしたノード上のSymfoware/RDBと協調して処理を行うSQL文の実行のみをキャンセルします。生存ノードへの引継ぎ処理が完了することにより、アプリケーションはノードダウンが発生する以前と同様に、正常に動作するようになります。