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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

1.8.1 フェイルオーバ運用のスタンバイ機能のシステム構成

運用待機のシステム構成について説明します。

運用待機のシステム構成

1:1運用待機の場合の主な資源のシステム構成を以下に示します。

ファイルの配置

スタンバイ機能を利用して運用する場合、ファイルは、共用ディスク装置またはローカルディスクに配置します。Symfoware Serverでは、データベースのように切替え後に運用状態を引き継ぐものは、共用ディスク装置に配置します。運用状態を引き継ぐ必要のないファイルは、ローカルディスクに配置します。共用ディスク装置には、共用ディスクまたは切替えディスクがあり、ファイルによって、どちらかに配置します。

Symfoware Serverを構成するファイルの種別と配置先を、以下の表に示します。

表1.1 スタンバイ機能を利用した運用におけるSymfoware Serverを構成するファイルの種別と配置先

ファイル

種別

配置先

RAW

FILE

共用

切替え

ローカル

Symfoware/RDB

RDB構成パラメタファイル

  

  

  

RDBディクショナリ

  

  

RDBディレクトリファイル

  

  

データベーススペース

  

  

ロググループ管理ファイル

  

  

ログ管理ファイル

  

  

テンポラリログファイル

  

  

アーカイブログファイル

  

  

監査ログデータベース

  

  

パフォーマンスデータ格納ファイル

  

  

  

動作環境ファイル(システム用・サーバ用・クライアント用)

  

  

  

ソート作業域

  

  

  

rdbgcdsiコマンドの中間退避ファイル

  

  

  

rdbgcdsiコマンドの再編成制御ファイル

  

  

  

RDBコマンドの作業ファイル

  

  

RDBコマンド実行前に取得する退避ファイル

  

  

バックアップ制御ファイル

  

  

  

RDBディクショナリの退避データ

  

  

データベースの退避データ

  

  

アーカイブログファイルの退避データ

  

  

退避データベーススペース

  

  

リカバリ制御ファイル

  

  

メッセージログファイル

  

  

  

コアファイル

  

  

  

サーバ証明書ファイル

サーバ秘密鍵ファイル

RAW : ローデバイス

FILE : UNIX系ファイル

共用 : GDS(同時アクセス用共用ディスク)

切替え : 切替えディスク

ローカル : ローカルディスク

○ : 資源の配置が可能

参照

共用ディスク装置に関する定義の方法は、“PRIMECLUSTER導入運用手引書”を参照してください。

ファイル配置の考慮点については、“1.8.4 ファイル配置の考慮点”を参照してください。

資源の配置の詳細については、“セットアップガイド”を参照してください。