ロードシェア運用では、アプリケーションの処理依頼に対して複数のSymfoware Serverが協調して処理します。アプリケーションの処理依頼によっては、複数ノードで更新が実行される可能性もあります。このような場合には、複数のSymfoware Serverはお互いのトランザクションの一貫性を保証するために、2フェーズコミット制御を行います。2フェーズコミット制御においては、それぞれのトランザクションのコミット処理の延長において、1フェーズと2フェーズの間にシステムのダウンなどが発生すると、トランザクションの結果として不定の状態(インダウト状態)が発生することがあります。アプリケーションからは、2フェーズコミット制御でも従来のコミット制御でも影響はありません。万が一トラブルが発生して、あるノードがダウンした場合には、2フェーズコミット制御と連動したリカバリによりトランザクションをリカバリすることができます。このとき資源がインダウト状態となり、閉塞される場合があります。インダウト閉塞の状態は、縮退が完了した時点で、システムが自動的にリカバリを行うことで解除されます。