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Symfoware Server V11.0.x WebDBtoolsユーザーズガイド
Symfoware

9.3 環境パラメタの詳細

サーバ環境パラメタの詳細

サーバ環境パラメタの詳細について、以下に説明します。

maxConnection
  • 同時に開く個別セション、共有セションの数を指定してください。

  • 省略した場合または0が指定された場合は、セションの数に制限はなくなります。この場合、WebScriptサーバは物理的に可能な限りセションを開きます。

numberPublicSessions
  • WebScriptサーバの起動時に開く共有セション数を指定してください。

  • 省略した場合または0が指定された場合は、共有セションは開かれません。

  • maxConnectionより大きな値を指定した場合は、maxConnectionの数が指定されたものとみなされます。したがって、個別セションを開くことはできません。

SolarisLinuxenvDir(Solaris/Linuxの場合)
  • アプリケーション環境パラメタファイルを格納するディレクトリを、絶対パスで指定してください。

  • 省略した場合は、WebScriptインストールディレクトリのlibサブディレクトリに設定されます。

serverLog

SolarisSolarisの場合

  • WebScriptサーバの情報を出力するサーバログファイルを、絶対パスで指定してください。

  • 省略した場合

    • システムログ(syslog)を使用します。システムログを使用するためには、システムログの設定ファイルでfacilityにdaemon、levelにinfoを指定してください。

LinuxLinuxの場合

  • WebScriptサーバの情報を出力するサーバログファイルを、絶対パスで指定してください。

  • 省略した場合

    • システムログ(syslogまたはrsyslog)を使用します。システムログを使用するためには、システムログの設定ファイルでfacilityにdaemon、priorityにinfoを指定してください。

WindowsWindows(R)の場合

  • WebScriptサーバの情報を出力するサーバログファイルを、絶対パスで指定してください。

  • 省略した場合

    • イベントログを使用します。

serverLogLevel
  • サーバログファイルに出力する情報の出力レベルを指定してください。

  • ログを出力する場合は1を、出力しない場合は0を指定してください。

  • 省略した場合は、1となります。

アプリケーション環境パラメタの詳細

アプリケーション環境パラメタの詳細について、以下に説明します。

SolarisLinuxprotocolVersion(Solaris/Linuxの場合)
  • 2.0を指定してください。
    このパラメタの指定は必須です。

systemName
  • データベースをアクセスするRDBシステム名を指定してください。

  • wit_gwdコマンドのパラメタで、WIT_system が指定されている場合は、本パラメタの値は無視されます。

  • 省略した場合は、デフォルトRDBシステムとなります。

DBName
  • アクセスするデータベース名を指定してください。データベース名が半角英字の場合、大文字で指定してください。

  • 作成されていないデータベース名を指定することもできます。

  • wit_gwdコマンドのパラメタで、WIT_database が指定されている場合は、本パラメタの値は無視されます。

  • 省略した場合は、 RDBII_DICTIONARY(RDBディクショナリ)となります。

userid
  • Symfoware/RDBにアクセスできるユーザIDを指定してください。

  • wit_gwdコマンドのパラメタで、WIT_useridが指定されている場合は、本パラメタの値は無視されます。

  • 個別セションの場合、セキュリティ上の関係のため、ユーザIDを本パラメタでは指定しないで、ログイン時にブラウザから指定することをお勧めします。

passwd
  • Symfoware/RDBにアクセスできるユーザIDのパスワードを指定してください。

  • wit_gwdコマンドのパラメタでWIT_passwdが指定されている場合は、本パラメタの値は無視されます。

  • 個別セションの場合、セキュリティ上の関係のため、パスワードを本パラメタでは、指定しないでログイン時にブラウザから指定することをお勧めします。

homePage

SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

  • wit_gwdコマンドでログイン時に表示されるHTML文書を指定します。

    • Webサーバで登録した仮想ディレクトリで指定してください。

WindowsWindows(R)の場合

  • wit_gwdコマンドでログイン時に表示されるHTML文書を指定します。

    • 以下のように指定してください。
      「*」には、Webサーバで指定したディレクトリを、絶対パスで指定してください。

      file:// *          
formatDir
  • フォーマットファイルが存在するディレクトリを、絶対パスで指定してください。

  • 指定したディレクトリには、WebScriptシステムに対する書込み権が必要です。書込み権がないと、正常な動作が保証されません。

  • 省略した場合は、WebDBtoolsインストールディレクトリ直下のディレクトリformatが指定されます。

dataDir
  • ファイル定数に指定するファイルが存在するディレクトリを、絶対パスで指定してください。

  • 省略した場合は、WebDBtoolsインストールディレクトリ直下のディレクトリdataが指定されます。

idleTimeout
  • 個別セションに一定期間アクセスがないときに、個別セションを強制終了させる時間(タイムアウト)を、分で指定してください。

  • 省略した場合は、20分となります。180分以上を指定しても180分となります。

busyTimeout
  • 共有セションに一定期間内で処理が終了しないときに、共有セションを強制終了させる時間(タイムアウト)を、分で指定してください。

  • 省略した場合は、2分となります。180分以上を指定しても180分となります。

  • 共有セションが強制終了したときは、代わりの共有セションが起動されます。

DBErrorHandle
  • フォーマットファイルの処理で、ユーザがエラー処理を行うかどうかを指定してください。

  • onを指定した場合、ユーザがエラー処理を行うことができます。フォーマットファイル内で、“SYSTEM::DB_ERRORCODE”、“SYSTEM::DB_ERRORMSG”を参照することにより、エラー情報を得ることができます。

  • offを指定した場合、WebScriptがデータベースからのエラーメッセージを出力して、フォーマットファイルの処理を中断します。この場合、エラーが発生した時点までの処理結果は、ブラウザに表示されます。

  • 省略した場合は、offとなります。

WLErrorHandle
  • フォーマットファイルの処理で、ユーザがエラー処理を行うかどうかを指定してください。

  • onを指定した場合、SQL文の実行エラー以外のエラーに対して、ユーザがエラー処理を行うことができます。フォーマットファイル内で、“SYSTEM::WL_ERRORCODE”を参照することにより、エラー情報を得ることができます。

  • offを指定した場合、WebScriptが適切なエラーメッセージを出力して、フォーマットファイルの処理を中断します。

  • 省略した場合は、offとなります。

logoutFormat
  • フォーマットファイルのファイル名を指定してください。指定されたフォーマットファイルは、以下の状況で使用されます。

    • wit_logoutコマンドのパラメタWIT_htmlとWIT_urlpathの両方が省略された場合は、このフォーマットファイルが処理され、結果がブラウザに表示されます。

    • タイムアウトが発生した場合は、セション終了直前に、本パラメタで指定されたフォーマットファイルが処理されます。これにより、セションが自動的に中断されたことを補うための処理が行えます。

  • フォーマットファイルの中で、“SYSTEM::TIMEOUT”を参照することにより、タイムアウトによって処理されるのか、またはフォーマットファイルがwit_logoutコマンドによって処理されるのかを識別することができます。タイムアウトによって処理される場合は、SYSTEM::TIMEOUTに1が、そうでない場合は0が設定されます。

WLCommandPath
  • WebScriptコマンドを格納したディレクトリの仮想ディレクトリ名を指定してください。

  • フォーマットファイル内で、“SYSTEM::GWD”、“SYSTEM::LOGOUT”、“SYSTEM::FMTR”、“SYSTEM::MEDIA”を参照した場合に、本パラメタの値を使用します。

  • 省略した場合は、"/cgi-bin"となります。

workDir

SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

  • WebScriptが一時的に作成するファイルを格納するためのディレクトリを、絶対パスで指定してください。

  • 指定するディレクトリには、Webサーバの実効IDで書き込む権利があるパスを指定してください。

  • 省略した場合は、WebDBtoolsインストールディレクトリ直下のディレクトリが指定されます。

    • tmp

WindowsWindows(R)の場合

  • WebScriptが一時的に作成するファイルを格納するためのディレクトリを、絶対パスで指定してください。

  • 指定するディレクトリには、Webサーバの実効IDで書き込む権利があるパスを指定してください。

  • 省略した場合は、WebDBtoolsインストールディレクトリ直下のディレクトリが指定されます。

    • temp

acsLog

SolarisSolarisの場合

  • 各種アクセス情報を出力するアクセスログファイルを、絶対パスで指定してください。

  • 指定するパスには、Webサーバの実効IDで書き込む権利があるパスを指定してください。

  • 省略した場合

    • システムログ(syslog)を使用します。システムログを使用するためには、システムログの設定ファイルでfacilityにdaemon、levelにinfoを指定してください。

LinuxLinuxの場合

  • 各種アクセス情報を出力するアクセスログファイルを、絶対パスで指定してください。

  • 指定するパスには、Webサーバの実効IDで書き込む権利があるパスを指定してください。

  • 省略した場合

    • システムログ(syslogまたはrsyslog)を使用します。システムログを使用するためには、システムログの設定ファイルでfacilityにdaemon、priorityにinfoを指定してください。

WindowsWindows(R)の場合

  • 各種アクセス情報を出力するアクセスログファイルを、絶対パスで指定してください。

  • 指定するパスには、Webサーバの実効IDで書き込む権利があるパスを指定してください。

  • 省略した場合

    • イベントログを使用します。

errorLog

SolarisSolarisの場合

  • WebScriptが検出したエラー情報を出力するエラーログファイルを、絶対パスで指定してください。

  • 指定するパスには、Webサーバの実効IDで書き込む権利があるパスを指定してください。

  • 省略した場合

    • システムログ(syslog)を使用します。システムログを使用するためには、システムログの設定ファイルでfacilityにdaemon、levelにinfoを指定してください。

LinuxLinuxの場合

  • WebScriptが検出したエラー情報を出力するエラーログファイルを、絶対パスで指定してください。

  • 指定するパスには、Webサーバの実効IDで書き込む権利があるパスを指定してください。

  • 省略した場合

    • システムログ(syslogまたはrsyslog)を使用します。システムログを使用するためには、システムログの設定ファイルでfacilityにdaemon、priorityにinfoを指定してください。

WindowsWindows(R)の場合

  • WebScriptが検出したエラー情報を出力するエラーログファイルを、絶対パスで指定してください。

  • 指定するパスには、Webサーバの実効IDで書き込む権利があるパスを指定してください。

  • 省略した場合

    • イベントログを使用します。

acsLogLevel
  • アクセスログファイルに出力する情報の出力レベルを指定してください。

    • 0:アクセス情報は、出力しません。

    • 1:WebScriptセションの開始/終了の情報が出力されます。

    • 2:WebScriptセションの開始/終了の情報とそのほかのアクセス情報が出力されます。

  • 省略した場合は、1となります。

errorLogLevel
  • エラーログファイルに出力する情報の出力レベルを指定してください。

    • 0:エラー情報は、出力しません。

    • 1:エラー情報が出力されます。

  • 省略した場合は、0となります。