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Symfoware Server V11.0.x WebDBtoolsユーザーズガイド
Symfoware

4.3 wit_fmtr

説明

フォーマットファイルを処理して、HTML文書を生成するコマンドです。

パラメタとしてフォーマットファイル名を指定してください。フォーマットファイルは、アプリケーション環境パラメタformatDirで指定したディレクトリに作成してください。

パラメタ

WIT_html

SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合

  • フォーマットファイルのファイル名をアプリケーション環境パラメタformatDirからの相対パスで指定してください。ただし、パスの一部として「..」を指定することはできません。

    formatDir = /prj/fmtr
    フォーマットファイルの絶対パス:/prj/fmtr/proc/sample.html
    指定方法:WIT_html=proc/sample.html
    

WindowsWindows(R)の場合

  • フォーマットファイルのファイル名をアプリケーション環境パラメタformatDirからの相対パスで指定してください。ただし、パスの一部として「..」を指定することはできません。

    formatDir C:\prj\fmtr
    フォーマットファイルの絶対パス:C:\prj\fmtr\proc\sample.html
    指定方法:WIT_html=proc\sample.html 
    
そのほかのパラメタ
  • WIT_html以外にもパラメタを指定することができます。指定したパラメタの値は、WIT_htmlで指定したフォーマットファイルの中で参照することができます。

  • 【パラメタ名】
    パラメタ名として使用できるものは、WebScript言語の命名規約に従うものに限ります。
    詳細は、“7.3 変数”を参照してください。規約に反するパラメタ名を指定した場合、動作は保証されません。

  • 【パラメタの値の指定方法】
    URLの一部としてパラメタを指定する場合、HTTPの規約上、パラメタの値によってはエンコードを必要とすることがあります。エンコードが必要なのは、英数字以外の文字を含む場合です。
    フォーマットファイルでは、URLencode関数を使用することができます。日本語文字を含む場合には、必ずURLencode関数で、エンコードを行ってください。

    例
    <!SETVAR value1 'URLencode("引数1の値")'>
    <A HREF="$SYSTEM::FMTR?WIT_html=eg1.html&arg1=$value1">
    
  • 【参照方法】
    “QUERY::パラメタ名”で参照することができます。

    • 同名のパラメタが1つだけ存在する場合
      渡された値のまま参照されます。

    • 同名のパラメタが複数存在する場合
      wit_fmtrコマンドの起動で、<SELECT>タグなどの複数選択可能なタグを使用した場合、wit_fmtrコマンドに同名のパラメタが複数指定されることになります。
      この場合、その変数の値は以下に示すように、リストの形で参照されます。

使用例

SolarisおよびLinuxの場合の使用例を以下に示します。Windows(R)の場合は、使用例の一部を以下のように変更してください。

HTMLファイルから起動する場合
【<A>タグを使用する場合】
<A HREF="/cgi-bin/wit_fmtr?WIT_html=sample.html"> ... </A>
【<FORM>タグを使用する場合】
<FORM ACTION="/cgi-bin/wit_fmtr" METHOD="...">
<INPUT TYPE="hidden" NAME="WIT_html" VALUE="sample.html">
    :
</FORM>
フォーマットファイルから起動する場合
【<A>タグを使用する場合】
<A HREF="$SYSTEM::FMTR?WIT_html=sample.html"> ... </A>
【<FORM>タグを使用する場合】
<FORM ACTION="$SYSTEM::FMTR" METHOD="...">
<INPUT TYPE="hidden" NAME="WIT_html" VALUE="sample.html">
    :
</FORM>