ライセンス管理機能は、企業が保有しているソフトウェアライセンス情報を一元管理し、ソフトウェアライセンスの利用状況を把握するために使用します。
ライセンス管理機能を使用することで、以下のような運用を行うことが可能となります。
社内のソフトウェアライセンス情報を一元管理する運用
ライセンス違反PCの検出と、是正処置を円滑に行う運用
Desktop Patrolで、ライセンス管理を円滑に行うために運用の流れに沿った使用方法について説明します。
ポイント
ライセンス管理を行う場合は、事前に[監査ソフトウェアの設定]画面でライセンスを管理する対象のソフトウェアを選択する必要があります。ソフトウェアの選択方法については、“2.2.1 サポートセンター定義からソフトウェアを選択する”を参照してください。
Desktop Patrolでライセンスを管理する
ソフトウェアベンダから購入したソフトウェアライセンスを、Desktop Patrolで管理する方法について説明します。
Desktop Patrolは、ソフトウェアライセンス単位に詳細情報を管理し、各PCへの割り当て状況を把握できる機能を提供しています。
以下の流れで操作することで、Desktop Patrolでソフトウェアライセンスを管理できます。
ソフトウェアベンダとライセンス契約を結びます。
購入したソフトウェアライセンスの契約書を保管します。
契約したソフトウェアライセンスをDesktop Patrolに定義します。定義方法については、“5.2.1 ライセンス定義を登録する”を参照してください。
“3.”で定義したソフトウェアライセンスを管理するために、ライセンス情報を登録します。ライセンス情報を登録する方法については、“5.3.1.1 保有ライセンスを登録する”を参照してください。
保有ライセンスを各PCに割り当てます。保有ライセンスの割り当て方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
Desktop Patrolでライセンス保有状況を確認・変更する
購入済のソフトウェアライセンスに関する保有状況の確認や、ライセンス保有数の変更を行う場合は、以下の流れで操作を行います。
現在のライセンス保有状況を確認します。保有状況の確認方法については、“5.3.1 保有ライセンスを管理する”を参照してください。
必要に応じてソフトウェアベンダとライセンス契約を結びます。
ライセンス契約を結んだ場合は、契約書を保管します。
保有ライセンス数に変更があった場合は、契約したライセンス情報をDesktop Patrolに登録します。登録方法については、“5.3.1.2 保有ライセンスを変更する”を参照してください。
Desktop Patrolで保有ライセンスを割り当てる
購入済のソフトウェアライセンスの割り当てを行う場合は、以下の流れで操作を行います。
現在のライセンス割り当て状況を確認します。
保有ライセンスの割り当て状況の確認方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
必要に応じて保有ライセンスをPCに割り当てます。
保有ライセンスの割り当て方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
Desktop Patrolでライセンス違反PCの検出および是正を行う
Desktop Patrolでは、収集したインベントリ情報をもとに保有ライセンスに違反したPCを検出できます。
違反PCの検出は、以下の流れで操作を行います。なお、ライセンスの割り当てを行う是正方法についてもあわせて説明します。
現在のライセンス割り当て状況を確認します。
保有ライセンスの割り当て状況の確認方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。また、違反PCの検出方法については“5.3.4.1 ライセンス違反PCを確認する”を参照してください。
違反しているPCが検出された場合、保有ライセンス数を確認します。
是正処置により、不正利用ソフトウェアが必要な場合には、ソフトウェアベンダとライセンス契約を結び、割り当てるライセンスを準備します。
不正利用ソフトウェアが不要な場合は、不正利用ソフトウェアの実行を禁止できます。禁止方法については、“2.6 実行ファイルを制御する”を参照してください。
ライセンス契約を結んだ場合は、契約書を保管します。
保有ライセンス数に変更があった場合は、契約したライセンス情報をDesktop Patrolに登録します。登録方法については、“5.3.1.2 保有ライセンスを変更する”を参照してください。
必要に応じて保有ライセンスをPCに割り当てます。
保有ライセンスの割り当て方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
不要なソフトウェアライセンスを返却する
不要となったソフトウェアライセンスを返却する場合は、以下の流れで操作を行います。
遊休資産の確認を行います。
遊休資産の確認方法については、“5.4.2.1 遊休資産を確認する”を参照してください。
遊休資産が存在する場合は、保有ライセンスの割り戻しなどの対処を行います。対処方法については、“5.4.2.2 遊休資産の確認時の対処”を参照してください。
人事異動に伴うライセンスの変更を行う
人事異動が発生した場合は、以下の流れで操作を行います。
現在のライセンス割り当て状況を確認します。
保有ライセンスの割り当て状況の確認方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
人事異動となるユーザーが管理しているPCに対しライセンスが割り当てられている場合は、保有ライセンスを割り戻します。
保有ライセンスの割り戻し方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。
人事異動となるユーザーのユーザー管理情報を変更してください。
ユーザー管理情報の変更方法については、“2.1.3 マスタ管理情報の構築手順”を参照してください。
異動先のライセンス保有状況を確認します。
保有状況の確認方法については、“5.3.1 保有ライセンスを管理する”を参照してください。
必要に応じてソフトウェアベンダとライセンス契約を結びます。
ライセンス契約を結んだ場合は、契約書を保管します。
保有ライセンス数に変更があった場合は、契約したライセンス情報をDesktop Patrolに登録します。登録方法については、“5.3.1.2 保有ライセンスを変更する”を参照してください。
異動となったユーザーが管理しているPCに保有ライセンス割り当てます。
保有ライセンスの割り当て方法については、“5.3.2 ライセンスを割り当てる”を参照してください。