NSアプライアンスを使用するために必要となるサーバ台数は、次のように求めます。
NSアプライアンスを利用するテナント数を設計します。
物理L-Serverを作成するサーバの仕様(CPU、メモリ容量、ディスク容量)からサーバごとに動作させるNSアプライアンスの数を決定し、手順1.で求めたテナント数分のNSアプライアンスを動作させるために必要なサーバ台数を決定します。
なお、1台の物理サーバに対して、NSアプライアンスを最大10個まで動作させることができます。
サーバ台数の見積り例は以下のとおりです。
例
NSアプライアンスを利用するテナント数:6
各サーバの仕様(共通)
CPU:インテルR XeonR プロセッサ L5609
メモリ容量10GB
ディスク容量:300GB
サーバに必要な仕様として、CPUおよびディスク容量に問題はありませんが、メモリ容量から換算すると、NSアプライアンスは最大3個まで作成できます。
NSアプライアンスを利用するナント数が6テナントあることから、NSアプライアンスを動作させるサーバは2台必要です。
サーバに必要な仕様の詳細については「1.4.2 物理L-Serverを構築するサーバに必要な仕様」を参照してください。
図2.1 必要なサーバ台数の見積り例