以下の作業が必要です。
管理OSのインストールと設定
大域ゾーンのインストールと設定を行います。
ファイルシステムは、UFSで構築してください。
VMホストに対するSSHのアクセス許可と管理者権限を持つユーザーアカウントによるパスワード認証を有効に設定します。
システム上でプールを実装する場合、リソースは設定どおりに区分されます。
ハードウェアの縮退など運用を考慮してプール構成を作成してください。
本設定は仮想L-Server、および、VMゲストの情報取得・電源操作のために必要です。
Solarisコンテナのリソースプールの作成
大域ゾーン、非大域ゾーンで利用するSolarisコンテナのリソースプールを作成します。
SolarisコンテナのリソースプールをSolarisコンテナリソースプールと呼びます。
本製品でリソース管理を行う場合、管理対象のリソースプールとして、"pool_resource"という名前で、非大域ゾーン専用のリソースプールを作成してください。
管理対象のリソースプール名は、別の名前に変更できます。
詳細は、「導入ガイド CE」の「C.7 Solarisコンテナ」を参照してください。
非大域ゾーンに対するCPUおよびメモリリソースのcap値の設定
作成済みの非大域ゾーンは、リソースのcap値を設定することで、本製品でのリソースの管理対象になります。
本製品で対象とするcap値の設定は、以下のとおりです。
CPUリソース
zone.cpu-cap
メモリリソースのキャッピング
rcapd
本製品では、実行中の非大域ゾーンに対して一時的に設定されたcap値(prctlコマンドで設定した値)ではなく、非大域ゾーンの構成情報を表示します。
そのため、zone.cpu-capは、zonecfgコマンドを使って設定してください。
cap値は、非大域ゾーンのリソース使用予定量をもとに設計してください。
非大域ゾーンがcap値を超えるリソースを使用すると、システム全体に影響を与える場合があります。
詳細は、Oracle社のマニュアルを参照してください。
Oracle社サイト
URL: http://www.oracle.com/jp/index.html |
非大域ゾーンがリソースの管理対象となる場合、RORでのリソース量は以下の計算式で計算した値です。
CPUリソース
CPU個数 = CPUのcap値 / 100(小数点以下に値があれば切り上げ)
CPU性能 = (CPUのcap値 / (CPU個数 × 100)) × 物理CPUの性能(GHz)
例
CPUのcap値が720、物理CPUの性能が3.0GHzの場合
CPU個数 = 720 / 100 (切り上げ) = 8(個)
CPU性能 = (720 / (8 × 100)) × 3.0 = 2.7(GHz)
メモリリソース
メモリリソースのcap値
RSCDエージェントのインストール
L-Serverを作成する場合、以下の手順を実行してください。
RSCDエージェントをインストールします。
RSCDエージェントの大域ゾーンの制御を有効にします。
管理対象サーバをBladeLogicに追加します。
このとき、管理対象サーバのIPアドレスを指定して追加してください。
詳細は、当社技術員に連絡してください。