ここでは、EMC Symmetrix DMXストレージおよびEMC Symmetrix VMAXストレージについて説明します。
EMC Symmetrix DMXストレージまたはEMC Symmetrix VMAXストレージの設定
本製品は、Solutions Enablerに登録されたEMC Symmetrix DMXだけ管理します。管理対象のEMC Symmetrix DMXをSolutions Enablerに登録してください。
Solutions Enablerへの登録方法については、Solutions Enablerのマニュアルを参照してください。
また、以下の注意事項があります。
本製品では、ホットスペアの定義、DISKグループ(RAIDグループに相当)の定義、およびデバイス(LUNに相当)の作成は行いません。事前にホットスペアの定義、DISKグループの定義、デバイスの作成を行ってください。
デバイスとダイレクタのポートは事前にマッピングしてください。
デバイスとLUNのマッピング、LUNマスキングはL-Server作成時に自動作成されるため、事前に作成する必要はありません。
ホットスペアの定義、DISKグループの定義、デバイスの作成、およびデバイスとダイレクタのポートのマッピングについては、EMC Symmetrix DMXストレージまたはEMC Symmetrix VMAXストレージのマニュアルを参照してください。
OSおよびマルチパスドライバをインストールする場合、サーバからストレージのアクセスパスを1パスの状態にする必要があります。
本製品とSYMCLIは同一のサーバにインストールする必要があります。
SYMAPI Serverは異なるサーバにもインストールできます。
SYMAPI Serverをインストールするサーバは、FC-HBAからEMC Symmetrix DMXストレージまたはEMC Symmetrix VMAXストレージにアクセスできる必要があります。
シン・デバイスは認識されません。
ファイバーチャネルスイッチにEMC Symmetrix DMXストレージまたはEMC Symmetrix VMAXストレージを接続する場合
本製品では、EMC Symmetrix DMXストレージまたはEMC Symmetrix VMAXストレージを接続する場合、ファイバーチャネルスイッチの設定は行いません。
そのため、ファイバーチャネルスイッチに対して1対1のWWPNゾーニングを事前に設定する必要があります。
I/O仮想化オプションで提供されたWWNに基づくHBA PortのWWPN値と、本製品で利用するEMC Symmetrix DMXストレージまたはEMC Symmetrix VMAXストレージのDIRECTORポートのWWPN値を、1対1の組合せでファイバーチャネルスイッチにゾーニング定義する必要があります。設定方法については、ファイバーチャネルスイッチのマニュアルを参照してください。
ファイバーチャネルスイッチのゾーニング設定方法
HBA Port1のWWPN値と、storage_portset.rcxprop定義ファイルのポートセットの1番目に定義された、DIRECTORポートのWWPN値の組合せのゾーニング、およびHBA Port2のWWPN値と、ポートセットの2番目に定義された、DIRECTORポートのWWPN値の組合せのゾーニングを設定します。
ETERNUS SN200のコマンド実行例は、以下のとおりです。
例
条件
I/O仮想化オプションで提供されたWWN値
"20:00:00:17:42:51:00:0x"
HBA Port1のWWPN値
"21:00:00:17:42:51:00:0x"
HBA Port2のWWPN値
"22:00:00:17:42:51:00:0x"
ポートセットの1番目に定義されたDIRECTORポートのWWPN値
"50:0a:09:81:88:bc:43:dc"
ポートセットの1番目に定義されたDIRECTORポートのWWPN値
"50:0a:09:82:88:bc:43:dc"
zoneCreate "emc_a_0","50:0a:09:81:88:bc:43:dc;21:00:00:17:42:51:00:00" <RETURN> |