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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 設計ガイド
ServerView

D.3.6 EMC Symmetrix DMXストレージまたはEMC Symmetrix VMAXストレージを利用する場合

ここでは、EMC Symmetrix DMXストレージおよびEMC Symmetrix VMAXストレージについて説明します。


EMC Symmetrix DMXストレージまたはEMC Symmetrix VMAXストレージの設定

本製品は、Solutions Enablerに登録されたEMC Symmetrix DMXだけ管理します。管理対象のEMC Symmetrix DMXをSolutions Enablerに登録してください。

Solutions Enablerへの登録方法については、Solutions Enablerのマニュアルを参照してください。

また、以下の注意事項があります。

ファイバーチャネルスイッチにEMC Symmetrix DMXストレージまたはEMC Symmetrix VMAXストレージを接続する場合

本製品では、EMC Symmetrix DMXストレージまたはEMC Symmetrix VMAXストレージを接続する場合、ファイバーチャネルスイッチの設定は行いません。

そのため、ファイバーチャネルスイッチに対して1対1のWWPNゾーニングを事前に設定する必要があります。

I/O仮想化オプションで提供されたWWNに基づくHBA PortのWWPN値と、本製品で利用するEMC Symmetrix DMXストレージまたはEMC Symmetrix VMAXストレージのDIRECTORポートのWWPN値を、1対1の組合せでファイバーチャネルスイッチにゾーニング定義する必要があります。設定方法については、ファイバーチャネルスイッチのマニュアルを参照してください。


ファイバチャネルスイッチのゾーニング設定方法

HBA Port1のWWPN値と、storage_portset.rcxprop定義ファイルのポートセットの1番目に定義された、DIRECTORポートのWWPN値の組合せのゾーニング、およびHBA Port2のWWPN値と、ポートセットの2番目に定義された、DIRECTORポートのWWPN値の組合せのゾーニングを設定します。

ETERNUS SN200のコマンド実行例は、以下のとおりです。

条件

  • I/O仮想化オプションで提供されたWWN値

    "20:00:00:17:42:51:00:0x"

  • HBA Port1のWWPN値

    "21:00:00:17:42:51:00:0x"

  • HBA Port2のWWPN値

    "22:00:00:17:42:51:00:0x"

  • ポートセットの1番目に定義されたDIRECTORポートのWWPN値

    "50:0a:09:81:88:bc:43:dc"

  • ポートセットの1番目に定義されたDIRECTORポートのWWPN値

    "50:0a:09:82:88:bc:43:dc"

zoneCreate "emc_a_0","50:0a:09:81:88:bc:43:dc;21:00:00:17:42:51:00:00" <RETURN>
zoneCreate "emc_b_0","50:0a:09:82:88:bc:43:dc;22:00:00:17:42:51:00:00" <RETURN>
...
zoneCreate "emc_a_f","50:0a:09:81:88:bc:43:dc;21:01:00:17:42:50:00:0f" <RETURN>
zoneCreate "emc_b_f","50:0a:09:82:88:bc:43:dc;22:01:00:17:42:50:00:0f" <RETURN>
cfgCreate "ror_cfg","emc_a_0;emc_b_0;~~;emc_a_f;emc_b_f" <RETURN>
cfgEnable "ror_cfg" <RETURN>
cfgSave <RETURN>