ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 設計ガイド
ServerView

D.3.4 NetApp FASストレージを利用する場合

ここでは、NetAppストレージの設定について説明します。


NetApp FASストレージの設定

ファイバチャネルスイッチにNetAppストレージを接続する場合

本製品はNetAppのアグリゲートからディスクを切り出す際に、NetAppと接続されたファイバーチャネルスイッチに対して設定を行いません。

そのため、ファイバーチャネルスイッチに対して1対1のWWPNゾーニングを事前に設定しておく必要があります。

I/O仮想化オプションで提供されたWWNに基づくHBA PortのWWPN値と本製品で利用するNetAppのportsetに定義したFCポートのWWPN値を1対1の組合せでファイバーチャネルスイッチにゾーニング定義を行う必要があります。設定方法については、ファイバーチャネルスイッチのマニュアルを参照してください。


ファイバーチャネルスイッチのゾーニング設定方法

HBA Port1のWWPN値と、portsetの1番目に定義された、FCポートのWWPN値の組合せ、およびHBA Port2のWWPN値と、portsetの2番目に定義された、FCポートのWWPN値の組合せでゾーニングを設定します。

以下の条件の場合、ETERNUS SN200のコマンド例は以下のとおりです。

条件
  • I/O仮想化オプションで提供されたWWN値:"20:00:00:17:42:51:00:0x"

  • HBA Port1のWWPN値:"21:00:00:17:42:51:00:0x"

  • HBA Port2のWWPN値:"22:00:00:17:42:51:00:0x"

  • NetAppストレージのportset(rcx-portset01)の定義:"0a,0b"

  • NetAppストレージのFCポート(0a)のWWPN値:"50:0a:09:81:88:bc:43:dc"

  • NetAppストレージのFCポート(0b)のWWPN値:"50:0a:09:82:88:bc:43:dc"

コマンド例

zoneCreate "f2020_a_0","50:0a:09:81:88:bc:43:dc;21:00:00:17:42:51:00:00"
zoneCreate "f2020_b_0","50:0a:09:82:88:bc:43:dc;22:00:00:17:42:51:00:00"
...
zoneCreate "f2020_a_f","50:0a:09:81:88:bc:43:dc;21:01:00:17:43:50:00:0f"
zoneCreate "f2020_b_f","50:0a:09:82:88:bc:43:dc;22:01:00:17:43:50:00:0f"
cfgCreate "ror_cfg","f2020_a_0;f2020_b_0;~~;f2020_a_f;f2020_b_f"
cfgEnable "ror_cfg"
cfgSave