ここではETERNUSストレージの設定について説明します。
ETERNUSストレージの設定
本製品は、ESCに登録されたETERNUSだけ管理します。そのため管理対象のETERNUSをESCに登録してください。
ESCへの登録方法については、V14.2以降の「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」を参照してください。
ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド
URL: http://software.fujitsu.com/jp/manual/manualindex/P10000242.html |
注意
本製品では、ETERNUSのホットスペアの定義と、RAIDグループとTPPの定義は行いません。ETERNUSmgrなどを使用してホットスペアの定義と、RAIDグループとTPPの定義を事前に行ってください。
本製品では、Fabric接続されたETERNUSのFC-CAポートへのアクセスパス設定をサポートしています。そのため、ETERNUSのFC-CAポートの接続形態の設定で"Fabric接続"を選択する必要があります。
本製品はETERNUSのホストアフィニティを利用してサーバにLUNを認識させます。そのため、ETERNUSのFC-CAポートのアフィニティモードの設定は"ON"を選択する必要があります。
ファイバーチャネルスイッチにETERNUSストレージを接続する場合
本製品はETERNUSのRAIDグループからディスクを切り出す際に、ESCに登録されたファイバーチャネルスイッチに対して1対1のWWPNゾーニングを設定します。そのため、ETERNUSに接続されたファイバーチャネルスイッチおよび当該ファイバーチャネルスイッチとカスケード接続されたすべてのファイバーチャネルスイッチをESCに登録する必要があります。
ESCへの登録方法については、V14.2以降の「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」を参照してください。
ファイバーチャネルスイッチは、ゾーニングが設定されていない場合があります。ゾーニングが設定されていない場合、1対1のWWPNゾーニングの設定ができない可能性があるため、必ず仮ゾーニングを設定してください。設定方法はESCのマニュアルを参照してください。
iSCSIブートのETERNUSストレージの場合
ストレージ管理製品などを利用して、以下を事前に定義してください。定義した情報は、iSCSIブートの操作コマンド(rcxadm iscsictl)を利用して、ディスクをリソースに登録してください。
iSCSIブートで利用するLUNの作成、およびサーバからLUNに対してアクセスできるようにするための設定
注意
すでに登録済みのiSCSIブート情報が指定された場合、登録済みの情報はそのまま継続します。
登録内容を変更する場合、unregisterサブコマンドで削除後、registerサブコマンドで再登録します。
iSCSIブートの操作コマンド(rcxadm iscsictl)で登録する主な定義情報は、以下のとおりです。
詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「14.4.2 iSCSIブート情報」を参照してください。
ストレージ情報
iSCSIで利用するストレージポートのIPアドレス
iSCSIで利用するストレージポートのIQN名
サーバ情報
iSCSIで利用するサーバのIPアドレス
iSCSIで利用するサーバのIQN名
ディスク情報
iSCSIブートで利用するLUNのディスク容量
iSCSI用認証情報
ダイナミックLUNミラーリングを利用する場合
ダイナミックLUNミラーリングは、CCMと連携して筐体間コピーを行います。
本機能を利用する場合は、対象のETERNUSストレージで筐体間コピーが利用できるように設定してください。
設定方法は、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 Copy Control Module編」を参照してください。