ここでは、サーバ仮想化ソフトウェアの設定値の決定について説明します。
利用するサーバ仮想化ソフトウェアの選択
サーバ仮想化ソフトウェアを選択します。
本製品では、以下のサーバ仮想化ソフトウェアを利用したリソース管理ができます。
VMware
Hyper-V
RHEL5-Xen
RHEL-KVM
Oracle VM
Solarisコンテナ
利用するサーバ仮想化ソフトウェアごとに設定が異なります。
サーバ仮想化ソフトウェアを利用する場合、「付録E 仮想L-Server作成のための事前準備」を参照してください。
注意
管理対象サーバをマネージャーに登録する場合、管理対象サーバの管理者権限ユーザーのパスワードが必要です。
事前に、管理対象サーバの管理者権限ユーザーのパスワードを設定してください。
各サーバ仮想化ソフトウェアの機能により実現している本製品の機能
各サーバ仮想化ソフトウェアの機能を利用して実現している本製品の機能は以下のとおりです。
本製品の機能 | VMwareの機能 | Hyper-Vの機能 | RHEL5-Xenの機能 | RHEL-KVMの機能 | Oracle VMの機能 | Solaris コンテナの機能 | 参照先 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
L-Serverの電源操作 | VMゲストの電源制御 | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.1 電源操作」を参照してください。 | |||||
L-Serverのクローニングイメージ | テンプレート | ○ | ○ | テンプレート | BladeLogicの仮想ゲストパッケージ | 「付録E 仮想L-Server作成のための事前準備」の利用するサーバ仮想化ソフトウェアのセットアップを参照してください。 | |
L-Serverのスナップショット | スナップショット | チェックポイント | - | - | - | - | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.6 スナップショットとバックアップ・リストア」を参照してください。 |
VMホストのメンテナンスモード | メンテナンスモード | - | - | メンテナンスモード | - | 「操作ガイド VE」の「15.2 VMホストのVMメンテナンスモードの設定」を参照してください。 | |
L-ServerのVMホスト間の移動(マイグレーション) | マイグレーション | クラスタを利用しての移行 | マイグレーション | ○ | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.7 VMホスト間の移動(マイグレーション)」を参照してください。 | ||
オーバーコミット(CPU) | 予約/制限/シェア | 予約/限度/相対的な重み | - | ○ | - | ○ | 【VMware】 【Hyper-V】 【RHEL-KVM】 【Solarisコンテナ】 |
オーバーコミット(メモリ) | 予約/制限/シェア | Dynamic Memory | - | ○ | - | ○ | 【VMware】 【Hyper-V】 【RHEL-KVM】 【Solarisコンテナ】 |
サーバ冗長化 | VMware HAが有効なクラスタへの配備 | MSFC上への配備 | - | - | 高可用性が有効なサーバプールへの配備 | ○ | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。 |
生存監視 | VMware HAクラスタの仮想マシンとアプリケーションの監視 | MSFCのハートビート | - | - | - | - | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。 |
シンプロビジョニング | シンプロビジョニング | - | - | - | - | - | 「10.1.1 ストレージの割当て」を参照してください。 |
コンソール接続 | vSphere Web Clientのコンソール接続機能 | SCVMM管理者コンソールのコンソール接続機能 | - | - | - | - | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.3 コンソールの利用」を参照してください。 |
機能名: 本製品で利用する機能名
○: サーバ仮想化ソフトウェアの機能を利用せず提供する機能
-: 本製品で提供していない機能
各サーバ仮想化ソフトウェアの機能を直接操作/運用してはいけない機能
各サーバ仮想化ソフトウェアの機能を直接操作/運用してはいけない機能は以下のとおりです。
サーバ仮想化ソフトウェア | 本製品と併用することをサポートしていない機能 |
---|---|
VMware vSphere 4.0 | Cisco Nexus 1000V仮想スイッチ |
Microsoft(R) System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 |
|
【Hyper-V】
SCVMMでは、VMware ESXおよびCitrix(R) XenServer(TM)を管理できますが、本製品からSCVMMを経由した場合、Hyper-VのVMホストだけ管理できます。