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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 設計ガイド
ServerView

6.2 テナントの運用形態

ここでは、テナントの運用形態について説明します。

テナントの運用形態には、以下の5パターンの運用形態が存在します。

表6.1 テナントの運用形態

パターン

テナントでリソースを隔離するか

グローバルプール/ローカルプールの利用

a

テナントで隔離しない

グローバルプールだけで運用

b

テナントで隔離する

グローバルプールだけで運用

c

テナントで隔離する

ローカルプールだけで運用

d

テナントで隔離する

グローバルプールとローカルプールを併用

ローカルプールを優先して利用

e

テナントで隔離する

グローバルプールとローカルプールを併用

グローバルプールを優先して利用


(パターンa) テナントで隔離しない

グローバルプールを利用することでリソースを有効に活用できます。

図6.3 パターンaの運用形態


(パターンb) テナントごとに隔離する(グローバルプールだけで運用)

リソースはグローバルプールに配置し、L-Platformはテナントに分けます。

パブリッククラウドを意識した運用ができます。

図6.4 パターンbの運用形態


(パターンc) テナントごとに隔離する(テナントごとにローカルプールを作成して運用)

テナントごとにローカルプールを作成して運用します。テナントごとにリソースを割り当てるような運用形態です。

図6.5 パターンcの運用形態


(パターンd) テナントごとに隔離する(グローバルプール、ローカルプールを併用し、ローカルプールを優先)

図6.6 パターンdの運用形態

予備のリソースだけグローバルプールに配置します。業務の負荷が高い場合、予備のリソースを利用します。


(パターンe) テナントごとに隔離する(グローバルプール、ローカルプールを併用し、グローバルプールを優先)

パブリッククラウドを意識した運用ですが、サービスレベルの高いテナントは、ローカルプールを作成して、リソースを専有できます。

図6.7 パターンeの運用形態