インストール後、RORコンソールにログインできない場合、環境構築に失敗している可能性があります。マネージャーを停止し、環境を再構築してください。
以下の手順で、本製品に登録されている認証局証明書を確認します。
以下のコマンドを実行します。
rcxadm authctl diffcert<RETURN> |
ServerView Operations Managerの認証局証明書(キーストア)と本製品に登録されている認証局証明書(キーストア)との証明書の差分の別名が表示されます。
表示された差分情報を確認します。
以下に表示例を示します。
svs_cms |
差分が表示された場合、認証局証明書の登録に失敗している可能性があります。「10.4.1.2 証明書の登録」を参照し、認証局証明書を登録してください。
以下の手順で、認証局証明書を本製品に登録します。
更新対象の証明書を確認します。
「10.4.1.1 証明書の確認」を参照して、更新する証明書を確認します。
証明書を更新します。
以下のコマンドを実行します。
rcxadm authctl refreshcert -alias alias<RETURN> |
aliasには手順1で確認した証明書の別名を指定します。
本製品にインポートする証明書が複数存在する場合は、対象の証明書分、本手順を繰り返し実行してください。
ポイント
ServerView Operations Managerの認証局証明書(キーストア)にルート認証局証明書を登録済みでしたら、ルート認証局証明書を本製品にインポートしてください。
証明書の差分を確認します。
手順1を再度実行し、更新した証明書が表示されないことを確認してください。
ディレクトリサービスの接続情報が、本製品に正しく登録されているかを確認します。
以下のコマンドを実行します。
rcxadm authctl show <RETURN> |
本製品に登録されている接続情報が表示されます。
表示された接続情報を確認します。
以下に表示例を示します。
host: hostx.fujitsu.com |
ディレクトリサービスの設定と、表示された接続情報が一致しているかを確認します。特に、以下の情報に注意してください。
portがSSL通信用ポートになっているか
bindがディレクトリサービス管理者になっているか
(本製品の特権ユーザーではなく、ディレクトリサービス管理者であるかを確認してください。)
ServerView Operations Managerに同梱されているOpenDSの接続設定を確認する方法は、以下のマニュアルを参照してください。
「ServerView Suite ServerView でのユーザ管理」の「ディレクトリサービスアクセスの設定」および「OpenDS を使用する ServerView ユーザ管理」
接続情報に誤りがある場合、以下の手順で正しい情報を再登録します。
マネージャーを停止します。
rcxadm authctl syncコマンドを実行し、正しい接続情報を設定します。
マネージャーを起動します。
rcxadm authctlコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド編) VE」の「5.3 rcxadm authctl」を参照してください。