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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.0 操作ガイド テナント管理者編
ServerView

5.2.1 稼動状況の表示

稼動状況画面のCI一覧で選択したVMホストの稼動状況は、画面下部の[稼動状況]にグラフとして表示されます。グラフ上に一度に表示可能なVMホストの件数は、最大5件です。選択したL-Serverが5件を超えた場合は、先頭の5件が表示されます。

[稼動状況]のタブをクリックすることによって、稼動状況の表示内容を切り替えます。

以下の表に、[稼動状況]のタブの内容を示します。

タブ名

表示内容(注1)

グラフの種別

表示期間

表示期間の切替え(注2)

累計

各状況の累計

縦棒グラフ

現在時刻から30日分

不可

CPU

CPU使用率

横折れ線グラフ

現在時刻から1時間分/1日分/1月分/1年分

ディスク

ディスク読み書き量(注3)

横折れ線グラフ

現在時刻から1時間分/1日分/1月分/1年分

ディスク読み書き回数(注4)

横折れ線グラフ

現在時刻から1時間分/1日分/1月分/1年分

メモリ

メモリ使用量(注5)

横折れ線グラフ

現在時刻から1時間分/1日分/1月分/1年分

ネットワーク

ネットワーク使用量(注6)

横折れ線グラフ

現在時刻から1時間分/1日分/1月分/1年分

すべて

上記の全状況俯瞰

横折れ線グラフ

現在時刻から1時間分/1日分/1月分/1年分

注1) それぞれの情報がL-Serverごとに色分けされて表示されます。

注2) 表示期間は、横折れ線グラフのデータプロット領域をクリックすると短い期間に、データプロット領域以外をクリックすると長い期間に切り替わります。

注3) 仮想化ソフトウェアがHyper-V、RHEL5-Xen、およびSolarisコンテナの場合は表示されません。

注4) 仮想化ソフトウェアがHyper-V、RHEL-KVM、およびSolarisコンテナの場合は表示されません。

注5) 仮想化ソフトウェアがHyper-Vの場合は表示されません。ただし、動的メモリの設定が有効な場合は表示されます。

注6) 仮想化ソフトウェアがHyper-VおよびSolarisコンテナの場合は表示されません。また、物理L-ServerがLinux/Solarisの場合も表示されません。

注意

  • 稼動状況には仮想化ソフトウェアから取得した情報が表示されます。仮想メモリの使用量は含まれません。

  • 稼動状況の各データは、以下の一定期間の収集が終わるまで表示に反映されません。
    以下の一定期間後に確認してください。

    なお、一定期間後でも内容が空である場合、連携先のL-Platformが停止している可能性があります。テナント管理者に連絡してください。

    タブ名

    表示期間(注)

    表示までに必要な収集時間

    累計

    30日分

    1日分(0時0分から23時59分まで)

    CPU
    ディスク
    メモリ
    ネットワーク

    1時間分

    10分分(0分から9分まで)

    1日分

    1時間分(0分から59分まで)

    1か月分/1年分

    1日分(0時0分から23時59分まで)

    注) 稼動状況のグラフは、累計を除き、表示期間を1時間、1日、1か月または1年で切り替えることができます。

  • 稼動状況のデータは、監視対象L-Serverが電源オフの場合は表示されません。

  • 監視対象L-ServerでCPU使用率100%の状態が続くと、データ収集のタイミングが遅れることがあるため、1秒程度の誤差が発生する場合があります。これにより、CPU使用率(指定単位時間の平均値)が100%を超える可能性があります。
    データの誤差の可能性を考慮して利用してください。

    例)
    監視対象L-Serverが1CPUで、1時間単位で表示した場合、CPU使用率の上限は100%であるにもかかわらず、稼動状況のグラフやCSVファイルのデータの値が、100.03%(60.02分(≒3601秒)/60分)と表示される可能性があります。

以下に、[累計]タブと[すべて]タブの表示例を示します。

各タブでは、タイトルバーに表示される以下のアイコンを利用することができます。

アイコン

ツールチップ

説明

更新

表示内容を更新します。

CSVファイルのダウンロード

グラフ上のデータをCSV形式でダウンロードします。

最小化

指定したウィンドウサイズを最小化します。

最大化

指定したウィンドウサイズを最大化します。

元に戻す

最大化したウィンドウサイズを元に戻します。

以下の表に、各グラフでダウロードした場合のCSVファイルの項目について示します。

なお、CSVファイルの文字コードは、Shift-JISです。

グラフの種類

列名

説明

単位

補足

CPU使用率

sdattim

収集開始時刻 (注)

yyyy-mm-dd HH:mm:ss

resrcid

リソースID

  • 物理サーバでOSがWindowsの場合:
    "#" + CPU番号、または_Total

  • 物理サーバでOSがLinux/Solarisの場合:
    CPU番号、または_Total

  • Hyper-Vの場合:
    VM名 + ":Hv VP" + 仮想プロセッサ番号

recid

レコードID

以下のどれかの値を設定

  • WIN_CPUBUSY

  • UX_CPUBUSY

  • VMW_GCPU

  • HV_VCPU

  • XEN_CPU

  • KVM_CPU

consintl

インターバル時間

second

  • 収集間隔が10分の場合:600

  • 収集間隔が1時間の場合:3600

  • 収集間隔が24時間の場合:86400

coverage

データのカバー率

(0~1)

cpupcent

CPU使用率

%

物理サーバの場合に出力
プロセッサの使用率

vmgcused

CPU使用率

%

VMwareの場合に出力
仮想マシン単位の使用された物理CPU使用率

physres

物理CPU情報、または、仮想CPU情報

VMwareの場合に出力

ptrtim

CPU使用率

%

Hyper-Vの場合に出力
ハイパーバイザーコードが消費した仮想マシンに割り当てた仮想プロセッサの使用率

xenpcused

CPU使用率

%

RHEL5-Xenの場合に出力
CPU使用率(ドメインに設定された仮想CPUの使用率の合計)

xencpun

ドメインの仮想CPU数

RHEL5-Xenの場合に出力

Nickname

VM名

kvmcpupcent

CPU使用率

%

RHEL-KVMの場合に出力
CPU使用率(ドメインに設定された仮想CPUの使用率の合計)

kvmcpus

ドメインの仮想CPU数

RHEL-KVMの場合に出力

zonecpucappct

CPU使用率

%

Solarisコンテナの場合に出力
CPU使用率(ゾーンに設定された仮想CPUの使用率)

ディスク読み書き量

sdattim

収集開始時刻 (注)

yyyy-mm-dd HH:mm:ss

resrcid

リソースID

  • 物理サーバでOSがWindowsの場合:ドライブ名または_Total

  • 物理サーバでOSがLinux/Solarisの場合:デバイス名

recid

レコードID

以下のどれかの値を出力

  • WIN_PHYDISKBUSY

  • UX_DISKBUSY

  • VMW_DISK

  • KVM_DISK

consintl

インターバル時間

second

  • 収集間隔が10分の場合:600

  • 収集間隔が1時間の場合:3600

  • 収集間隔が24時間の場合:86400

coverage

データのカバー率

(0~1)

preadbyt

ディスク読み込み量

bytes

物理サーバのOSがWindowsの場合に出力

pwritbyt

ディスク書き込み量

bytes

物理サーバのOSがWindowsの場合に出力

iokreads

ディスク読み込み量

Kbytes

物理サーバのOSがLinux/Solarisの場合に出力

iokwrite

ディスク書き込み量

Kbytes

物理サーバのOSがLinux/Solarisの場合に出力

vmdmbread

ディスク読み込み量

Mbytes

VMwareの場合に出力
仮想マシン、ストレージデバイス単位のディスク読み込み量

vmdmbwrt

ディスク書き込み量

Mbytes

VMwareの場合に出力
仮想マシン、ストレージデバイス単位のディスク書き込み量

Nickname

VM名

VMware/RHEL5-KVM/物理サーバの場合に出力

kvmdiskblockrdby

ディスク読み込み量

bytes

RHEL-KVMの場合に出力
ドメインの仮想ディスク読み込み量

kvmdiskblockwrby

ディスク書き込み量

bytes

RHEL-KVMの場合に出力
ドメインの仮想ディスク書き込み量

ディスク読み書き回数

sdattim

収集開始時刻 (注)

yyyy-mm-dd HH:mm:ss

resrcid

リソースID

  • 物理サーバでOSがWindowsの場合:ドライブ名または_Total

  • 物理サーバでOSがLinux/Solarisの場合:デバイス名

recid

レコードID

以下のどれかの値を設定

  • WIN_PHYDISKBUSY

  • UX_DISKBUSY

  • VMW_DISK

consintl

インターバル時間

second

  • 収集間隔が10分の場合:600

  • 収集間隔が1時間の場合:3600

  • 収集間隔が24時間の場合:86400

coverage

データのカバー率

(0~1)

preadsec

ディスク読み込み回数

物理サーバのOSがWindowsの場合に出力
物理ディスク読み込み操作回数

pwritsec

ディスク書き込み回数

物理サーバのOSがWindowsの場合に出力
物理ディスク書き込み操作回数

ioreads

ディスク読み込み回数

物理サーバのOSがLinux/Solarisの場合に出力
read回数

iowrite

ディスク書き込み回数

物理サーバのOSがLinux/Solarisの場合に出力
write回数

vmdreads

ディスク読み込み回数

VMwareの場合に出力
仮想マシン、ストレージデバイス単位のディスク読み込み回数

vmdwrites

ディスク書き込み回数

VMwareの場合に出力
仮想マシン、ストレージデバイス単位のディスク書き込み回数

vbdrd

ディスク読み込み回数

RHEL5-Xenの場合に出力
仮想ブロックデバイスのread 回数

vbdwr

ディスク書き込み回数

RHEL5-Xenの場合に出力
仮想ブロックデバイスのwrite 回数

Nickname

VM名

VMware/RHEL5-Xen/物理サーバの場合に出力

メモリ使用量

sdattim

収集開始時刻 (注)

yyyy-mm-dd HH:mm:ss

resrcid

リソースID

  • 物理サーバでOSがWindowsの場合:MEMORY

  • 物理サーバでOSがLinux/Solarisの場合:FREEMEM

recid

レコードID

以下のどれかの値を出力

  • WIN_MEMORY

  • UX_MEMFREE

  • VMW_MEM

  • HV_DMEM_VM

  • XEN_MEM

  • KVM_MEM

consintl

インターバル時間

second

  • 収集間隔が10分の場合:600

  • 収集間隔が1時間の場合:3600

  • 収集間隔が24時間の場合:86400

coverage

データのカバー率

(0~1)

comtot

メモリ使用量

bytes

物理サーバのOSがWindowsの場合に出力
コミットサイズ

freememp

メモリ使用量

bytes

物理サーバのOSがLinuxの場合に出力
ユーザープロセスに利用できるメモリ容量

memuse

メモリ使用率

%

物理サーバのOSがLinuxの場合に出力

vmgmtm

メモリ使用量

Mbytes

VMwareの場合に出力
リソース プール、仮想マシン単位のワーキングセットサイズの概算値

ppmemdmvm

メモリ使用量

Mbytes

Hyper-Vの場合に出力
仮想マシンの現在のメモリ容量

xenavm

メモリ使用量

Mbytes

RHEL5-Xenの場合に出力
ドメインに割り当てられているメモリサイズ

Nickname

VM名

kvmmemused

メモリ使用量

Mbytes

RHEL-KVMの場合に出力
ドメインに割り当てられているメモリサイズ

zonepmemused

メモリ使用量

Kbytes

Solarisコンテナの場合に出力
ゾーンに割り当てられているメモリサイズ

ネットワーク使用量

sdattim

収集開始時刻 (注)

yyyy-mm-dd HH:mm:ss

resrcid

リソースID

物理サーバのOSがWindowsの場合に出力
ネットワークデバイス名

recid

レコードID

以下のどれかの値を設定

  • WIN_NET_INTERFACE

  • VMW_NET

  • XEN_NET

  • KVM_NET

consintl

インターバル時間

second

  • 収集間隔が10分の場合:600

  • 収集間隔が1時間の場合:3600

  • 収集間隔が24時間の場合:86400

coverage

データのカバー率

(0~1)

ifbytin

受信量

bytes

物理サーバのOSがWindowsの場合に出力
受信されたバイト数

ifbytot

送信量

bytes

物理サーバのOSがWindowsの場合に出力
送信されたバイト数

vmnpmvtr

送信量

Mbits

VMwareの場合に出力
仮想ネットワークデバイスポート単位の転送サイズ

vmnpmbrecv

受信量

Mbits

VMwareの場合に出力
仮想ネットワークデバイスポート単位の受信サイズ

xenkbtx

送信量

Kbytes

RHEL5-Xenの場合に出力
仮想ネットワークインターフェースのデータ送信量

xenkbrx

受信量

Kbytes

RHEL5-Xenの場合に出力
仮想ネットワークインターフェースのデータ受信量

Nickname

VM名

VMware/RHEL5-Xen/RHEL-KVM/物理サーバのOSがWindowsの場合に出力

kvmnetrxby

受信量

bytes

RHEL-KVMの場合に出力
仮想ネットワークインターフェースのデータ受信量

kvmnettxby

送信量

bytes

RHEL-KVMの場合に出力
仮想ネットワークインターフェースのデータ送信量

注)ライブマイグレーションが実行された仮想L-Serverの情報をCSV出力すると、以下のような現象が発生する場合があります。

ライブマイグレーションを実行したVMホスト間で日時のずれが大きい場合、上記現象が特に顕著に表れます。