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Systemwalker Operation Manager  導入手引書
Systemwalker

2.12.3 イベントログ/SYSLOGに出力される実行履歴を利用して監視する場合

異常終了と再起動以外の実行状態も、イベントログ/SYSLOGに出力される実行履歴を利用して監視します。

なお、この監視方法では、異常終了したジョブネットを再起動しても自動的に対処済にはなりません。

注意

  • SYSLOGへの日本語出力をサポートしていない環境で、SYSLOGに日本語メッセージを出力した場合、Systemwalker Centric Managerで正しく監視することができません。このため、SYSLOGへの日本語出力をサポートしていない環境でSystemwalker Centric Managerによる監視を行う場合は、プロジェクト名/ジョブネット名/ジョブネット名称に日本語を使用しないでください。

    なお、SYSLOGへの日本語出力をサポートしていない環境は以下のとおりです。

    • HP-UX版

    • AIX版(EUCコード以外)

  • [ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]-[イベント出力]-[自動通知/対処をする]が有効になっている状況で、当方式での監視を行うと、異常終了/強制終了/実行中断の状態が発生した場合に二重に通知されます。二重通知を抑止したい場合は、2.12.1 ジョブネットの異常終了を監視してジョブネットの再起動/確認により自動的に対処済にさせる場合の方法にて監視してください。

  • SYSLOGで同じメッセージが続けて出力される場合、二度目からのメッセージが「last messages repeated」で始まるメッセージに変更され、正しく監視できない場合があります。

定義手順

  1. Systemwalker Operation Managerサーバがインストールされているマシンに、Systemwalker Centric Managerの以下のいずれかのサーバ機能をインストールします。

    • 運用管理サーバ

    • 部門管理サーバ

    • 業務サーバ

  2. [ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[イベント出力]シートの、[イベントの出力]の[詳細設定]で、監視対象としたいジョブネットの実行状態を選択します。ここで選択された実行状態の履歴がイベントログに出力されるようになります。

  3. ジョブスケジューラサービスを再起動します。

  4. サーバ機能のインストールされたSystemwalker Centric Managerを、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバから監視できるように、Systemwalker Centric Manager側で定義します。

    【Windows版】

    通常は、Systemwalker Centric Managerではエラーレベルまたは警告レベルのイベントログメッセージだけを監視します。ジョブネットの開始(情報レベル)など、警告レベルまたはエラーレベル以外のイベントログメッセージを監視する場合は、これらのイベントログメッセージを監視するように定義を変更します。これで、イベントログに出力された実行履歴が監視画面に表示されるようになります。

    【UNIX版】

    通常は、Systemwalker Centric ManagerではERRORレベルまたはWARNINGレベル以上のSYSLOGメッセージだけを監視します。ジョブネットの開始(INFOレベル)など、WARNINGレベルまたはERRORレベル以外のSYSLOGメッセージを監視する場合は、これらのSYSLOGメッセージを監視するように定義を変更します。これで、SYSLOGに出力された実行履歴が監視画面に表示されるようになります。

    定義方法については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。

なお、イベント監視のメール送信アクションを利用して、終了したジョブネットの情報を送る場合は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”および“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“jobschgetoutputコマンド”を参照してください。