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Systemwalker Operation Manager  導入手引書
Systemwalker

2.8.3 監視許可ホストの定義

複数のサーバ上で動作するジョブスケジューラサービス/デーモンを、複数サーバ監視クライアントより監視するための準備について説明します。

複数サーバを監視する場合、各監視対象サーバに監視許可ホストを定義する必要があります。

監視許可ホストの定義について説明します。

概要

監視許可ホストは、[監視許可ホストの定義]ウィンドウを使って定義します。

定義手順

  1. [監視許可ホストの定義]ウィンドウの表示

    [Systemwalker Operation Manager環境設定]ウィンドウで、[監視許可ホスト]ボタンをクリックすると、[監視許可ホストの定義]ウィンドウが表示されます。

  2. 監視許可ホストの登録

    監視許可ホスト名を設定した後、[新規登録]ボタンをクリックして一覧に追加します。追加完了後、[OK]ボタンをクリックして入力情報を登録します。

[監視許可ホストの定義]ウィンドウ

[新規登録]ボタン:

ホスト名を指定した後、[新規登録]ボタンをクリックすると、一覧に追加されます。同じホスト名を複数指定することはできません。

[変更]ボタン:

一覧に登録済みのホスト名を選択すると、ホスト名指定域に表示されます。情報を変更した後、[変更]ボタンをクリックすると、一覧で選択したホスト名が変更されます。

[削除]ボタン:

一覧で選択しているホスト名を削除します。

[ホスト名]:

複数サーバ監視において、監視されることを許可する場合に、監視元サーバのホスト名を128バイト以内で指定します。

なお、本ウィンドウで監視元として定義されていないサーバから、複数サーバ監視で監視することはできません(アクセスが拒否されます)。

注意

インターネットプロトコルのバージョン(IPv4/IPv6)混在時の注意

Systemwalker Operation Managerの複数サーバ監視環境で、インターネットプロトコルのバージョン(IPv4/IPv6)が混在している場合は注意が必要です。

  • [ホスト名]にIPアドレスを指定する場合

    [監視許可ホストの定義]ウィンドウで、監視許可ホストの[ホスト名]にIPアドレスを登録する場合は、監視サーバと監視対象サーバ間の通信で使用する、インターネットプロトコルのバージョンにあわせて、IPアドレスを登録する必要があります。

    例えば、以下のように[監視ホストの定義]ウィンドウで、監視対象サーバのIPアドレスをIPv6形式で登録した場合は、監視対象サーバ側の[監視許可ホストの定義]ウィンドウでの設定もIPv6形式のIPアドレスを登録する必要があります。

    同様に、[監視ホストの定義]ウィンドウで、監視対象サーバのIPアドレスをIPv4形式で登録した場合は、監視対象サーバ側の[監視許可ホストの定義]ウィンドウでの設定もIPv4形式で登録してください。異なるバージョンのIPアドレスを登録した場合、その監視対象サーバは複数サーバ監視クライアントで、「アクセス拒否」として表示されます。

  • [ホスト名]にホスト名を指定する場合

    [監視許可ホストの定義]ウィンドウで、監視許可ホストにホスト名を登録する場合は、監視サーバと監視対象サーバ間の通信で使用するインターネットプロトコルのバージョンのIPアドレスへの名前解決が、監視対象サーバ上でできるようにしておく必要があります。

    例えば、監視サーバ側において[監視ホストの定義]ウィンドウで、監視対象サーバのIPアドレスをIPv6形式で登録した場合は、監視対象サーバ上で監視サーバのホスト名での名前解決が、IPv6形式でできるようにしておく必要があります。同様に、監視ホストの定義をIPv4形式で登録した場合は、IPv4形式で名前解決ができるようにしておいてください。

    正しく名前解決できない場合、その監視対象サーバは複数サーバ監視クライアントで「アクセス拒否」として表示されます。