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Systemwalker Operation Manager  導入手引書
Systemwalker

1.4.1 インストール前の注意事項

インストール前の注意事項を説明します。

インストール製品について

Systemwalker Operation Managerの32bit APIを使用してアプリケーションを作成している場合は、Linux x64環境上での使用であってもLinux x86版のSystemwalker Operation Managerをご利用ください。

共存時に注意が必要なソフトウェアについて

以下のOS上で下記の製品と共存する際には、「Systemwalker Operation Manager Standard Edition メディアパック V13(13.6)」または「Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition メディアパック V13(13.6)」を利用してインストールを行ってください。「Systemwalker Operation Manager Standard Edition メディアパック (64bit) V13(13.6)」および「Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition メディアパック (64bit) V13(13.6)」は利用しないでください。

OS
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)

  • Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)

製品
  • Systemwalker IT Change Manager Standard Edition V14.0.0

  • Systemwalker IT Change Manager Enterprise Edition V14.0.0

  • Systemwalker IT Change Manager Standard Edition V14.1.0 (マネージャ機能)

  • Systemwalker IT Change Manager Enterprise Edition V14.1.0(マネージャ機能)

デーモンの停止

インストール時には、すべてのSystemwalker Operation Managerのデーモンが自動的に停止します。Systemwalker Centric Managerとの共存環境では、Systemwalker Centric Managerのデーモンも、自動的に停止します。

Systemwalker製品の停止

インストール前に、以下のSystemwalker製品は停止してください。さらに、通信基盤が動作している場合は、swncctrl 通信基盤制御コマンドで、通信基盤を停止してください。

各製品の停止方法については、各製品のマニュアルを参照してください。

swncctrl 通信基盤制御コマンドの詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“通信基盤コマンド”を参照してください。

また、各製品が使用しているWebサーバについても、併せて停止してください。

ポート番号について

インストール時には、/etc/services に以下のポート番号が自動的に追加されます。

機能名

サービス名

ポート番号

セキュリティ

mpaclmgr

4013/tcp

使用するポート番号がすでに使用されている場合は、追加されません。

システム管理者は、Systemwalker Operation Managerが使用するポート番号を“付録C ポート番号一覧”で確認し、ポート番号がすでに使用されている場合には、すべてのサーバで使用されていない任意のポートに変更して、/etc/services にポート番号を追加する必要があります。ポート番号の設定の詳細については、“2.2.3 ポート番号の変更方法”を参照してください。

また、Systemwalker共通の機能である通信基盤のインストール時には、/etc/services に以下のポート番号が追加されます。

機能名

サービス名

ポート番号

通信基盤

FJSVswncc

18443/tcp

FJSVswncn

18444/tcp

上記のポート番号は、通信基盤を利用するイントラネット内の環境で統一する必要があります。詳細については、“通信基盤のポート番号の統一”を参照してください。

アップグレードインストールについて

Solaris版の場合で、クライアントにPCクライアント用集約修正が適用されている場合は、アップグレードインストール前にPCクライアント用集約修正を削除する必要があります。PCクライアント用集約修正の削除手順については、適用されている集約修正に付属のPCクライアント用集約修正適用手順書(README.TXT)を参照してください。

/etc/hostsの設定について (Linux版/Solaris版の場合)

Red Hat系のLinuxおよびSolaris 11以降の場合、デフォルトでは、/etc/hostsに自ホストのホスト名に対するIPアドレスとして“127.0.0.1”が設定されています。このような状態のサーバに対して、Systemwalker Operation Managerクライアントや複数サーバ監視クライアントを接続した場合、正しく監視できないことがあります。また、ネットワークジョブの実行に時間がかかるという現象が発生します。

このため、導入時には、自ホストのホスト名に対するIPアドレスとして、クライアントから接続可能なアドレスを、必ず/etc/hostsに設定してください。

/etc/hostsファイルの設定例を以下に示します。

[変更前]

127.0.0.1 HostName localhost

[変更後]

127.0.0.1 localhost
xxx.xxx.xxx.xxx HostName
注)xxx.xxx.xxx.xxxは、HostName(自ホスト)のIPアドレス

Solaris 10以降のNon-global Zoneへのインストールについて

Solaris 10以降のNon-global ZoneにSystemwalker Operation Managerをインストールする場合、以下の注意が必要です。

SELinux機能が有効に設定されている場合

SELinux(Security-Enhanced Linux)機能が有効に設定されているLinux環境には、本製品をインストールすることができません。本製品をインストールするには、SELinux機能を無効に設定してから、本製品をインストールしてください。SELinux機能を無効に設定する方法は、Linuxのオンラインマニュアル等を参照してください。

Solaris 11へのインストールについて

Solaris 11にSystemwalker Operation Managerをインストールする場合、以下のパッケージがインストールされている必要があります。