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FUJITSULinkexpress Replication option 説明書

3.8.5 レプリケーション業務の取消し

レプリケーション業務の取消しとは、異常完了状態のレプリケーション業務および処理中のレプリケーション業務をキャンセルすることです。レプリケーション業務の取消し作業は、業務中止コマンド(lxcanwrkコマンド)またはLinkexpressクライアントの“業務監視ウィンドウ”により実行してください。詳細は、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。

また、レプリケーション業務の取消しを行うと、レプリケーション業務の種類または取り消した状態により、復旧作業が必要な場合があります。ここでは、それぞれの状態に応じた復旧作業について説明します。

3.8.5.1 異常完了したレプリケーション業務の取消し

レプリケーション業務が異常完了した場合、同一の抽出定義名を指定したレプリケーション業務を開始することができません。

この場合は、まず、レプリケーション業務の取消しを実行します。その後、異常完了したレプリケーション業務の異常原因を取り除きます。また、異常完了したレプリケーション業務の種類または取り消した状態により、レプリケーション業務の復旧作業が必要な場合があります。レプリケーション業務の復旧作業については以下に説明します。また、レプリケーション業務の復旧作業を実施したあとで、レプリケーション業務の再開を行うか、以下に示す方法でレプリケーション業務の開始の操作を行ってください。異常完了したレプリケーション業務の再開方法については、“3.10.1 レプリケーション業務の監視”または“3.9.6 業務の操作”を参照してください。

レプリケーション業務の復旧作業

レプリケーション業務の開始の操作

操作手順1:押出し型業務の場合

複写元システム

複写先システム

1. 取消し作業の開始

  

2. レプリケーション業務の復旧作業

  

3. レプリケーション業務の開始

  

操作手順2:取込み型業務の場合

複写元システム

複写先システム

  

1. 取消し作業の開始

  

2. レプリケーション業務の復旧作業

  

3. レプリケーション業務の開始

説明
  1. 異常完了したレプリケーション業務は、業務中止コマンド(lxcanwrkコマンド)またはLinkexpressクライアントの“業務監視ウィンドウ”の操作を行うことにより、取り消すことができます。

  2. 異常完了したレプリケーション業務の異常原因を取り除いたあとで、異常完了したレプリケーション業務の種類または取り消した状態により、レプリケーション業務の復旧作業を実施します。復旧作業の中で実行する業務確定コマンド(lxrpocmtコマンド)に抽出定義名を指定します。

  3. その後、必要に応じてレプリケーション業務を開始してください。

3.8.5.2 処理中のレプリケーション業務の取消し

現在処理中のレプリケーション業務を取り消すことができます。取り消すことができるのは、処理中の業務だけです。すでに正常完了した(格納処理が完了した)業務については、取り消すことはできません。

なお、取り消したレプリケーション業務の種類または状態により、レプリケーション業務の復旧作業が必要な場合があります。レプリケーション業務の復旧作業については以下に説明します。また、レプリケーション業務の復旧作業を実施したあとで、以下に示す方法でレプリケーション業務の開始の操作を行ってください。

レプリケーション業務の復旧作業

レプリケーション業務の開始の操作

操作手順1:押出し型業務の場合

複写元システム

複写先システム

1. 取消し作業の開始

  

2. レプリケーション業務の復旧作業

  

3. レプリケーション業務の開始

  

操作手順2:取込み型業務の場合

複写元システム

複写先システム

  

1. 取消し作業の開始

  

2. レプリケーション業務の復旧作業

  

3. レプリケーション業務の開始

説明
  1. 異常完了したレプリケーション業務は、業務中止コマンド(lxcanwrkコマンド)またはLinkexpressクライアントの“業務監視ウィンドウ”の操作を行うことにより、取り消すことができます。

  2. 取り消したレプリケーション業務の種類または状態により、レプリケーション業務の復旧作業を実施します。復旧作業の中で実行する業務確定コマンド(lxrpocmtコマンド)に抽出定義名を指定します。

  3. その後、必要に応じてレプリケーション業務を開始してください。