運用ノードで異常が発生すると、待機ノードに運用が切り替わります。また、パッチの適用やハードウェアのメンテナンスで、待機ノードに運用を切り替えることもあります。
運用ノードが切り替わった場合、運用に切り替わったノードのISIで以下の異常が発生していないかを確認し、必要に応じてリカバリ処理を行ってください。
非同期通信の異常
非同期通信においてメッセージ処理中に切替えが発生し、シーケンスが完了していない場合、ISI運用管理コンソールから、異常となったメッセージをリカバリします。
JMSの場合
ISI運用管理コンソールのシーケンスエラー確認/再実行を利用して、メッセージをリカバリします。リカバリの詳細は、“1.2.5 リカバリメッセージ”を参照してください。
JMS-RおよびMQDの場合
ISI運用管理コンソールのメッセージ蓄積と順番保証を利用して、異常となったメッセージをリカバリします。リカバリの詳細は、“1.2.7 メッセージ蓄積 ”および“1.2.9 順番保証 ”を参照してください。
ポイント
非同期通信のリカバリは、コマンドからも実行できます。コマンドの実行方法は、“1.1.6 非同期通信のリカバリ”を参照してください。
ファイル転送の異常
ファイル転送に失敗したデータを再送できます。詳細は、“1.1.7 ファイル監視のリカバリ”を参照してください。
Interstage BPM Analytics連携の異常
Interstage BPM Analytics連携用のキューへのイベントデータの書込みが切替えにより失敗した場合、リカバリファイルをもとに、再度Interstage BPM Analytics連携用のキューに書き込むことができます。詳細は、“1.1.13 Interstage BPM Analytics連携の運用とリカバリ”を参照してください。