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Interstage Service Integrator V9.4.1 運用ガイド
Interstage

1.1.1 起動

ISIを起動するには、以下の手順で行います。

起動の手順
  1. データベースの起動

  2. Interstageの起動

  3. Formatmanager変換機能の起動(ISIサーバ分離型の場合)

  4. MQD送信の起動

  5. アウトバウンドのMQアダプタの起動

  6. ISIサーバの起動

  7. SOAPアダプタの起動

  8. CORBAアダプタの起動

  9. MQD受信の起動

  10. インバウンドのMQアダプタの起動

  11. キュー間転送の起動

  12. ファイル監視の起動

ポイント

起動はInterstage運用グループに属するユーザ、またはシステム管理者で行うことができます。ただし、以下の操作は、必ずシステム管理者で行ってください。

  • データベースの起動

  • Interstageの起動

  • MQD送信の起動、およびMQD受信の起動前に行うMQDの起動

  • キュー間転送の起動

ワークユニットが自動起動に設定されている場合は、起動ユーザとしてInterstage運用グループに属するユーザを指定する必要があります。[Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [システム] > [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定]の[ワークユニット設定]にある[ワークユニット自動起動]の起動ユーザにInterstage運用グループに属するユーザを指定してください。


  1. データベースの起動

    以下の、データベースを利用した運用を行う場合はデータベースを起動してください。

    • JMS-Rキューを利用する

    • DBアダプタを利用する

    • メディエーションで実行するユーザーアプリケーションがデータベースを利用する

    1. RDBシステムの起動

      RDBシステムを起動します。RDBシステムは以下のコマンドで起動します。

      rdbstart
    2. Symfoware ServerのJDBCネーミングサービスの起動

      WindowsのサービスからSymfoware JDBC Naming Serviceを開始します。また、Symfoware Serverのネーミングサービスはシステム起動時に自動的に起動されます。

      Symfoware ServerのJDBCネーミングサービスを起動します。JDBCネーミングサービスは以下のコマンドで起動します。

      java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.naming.SYMNameService &

    データベース起動方法の詳細はSymfoware Serverのマニュアルを参照してください。

  2. Interstageの起動

    Interstageを以下の順序で起動します。Interstageの起動はシステム管理者で行ってください。

    1. JMXサービスの起動

      JMXサービスを起動します。[スタート]メニューの[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。

      • Interstage Operation Tool

      JMXサービスを起動します。JMXサービスは以下のコマンドで起動します。

      ismngconsolestart

      ismngconsolestartコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    2. Interstageの起動

      Interstageを起動します。Interstageは以下のコマンドで起動します。

      isstart

      isstartコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

  3. Formatmanager変換機能の起動(ISIサーバ分離型の場合)
    Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を使用する場合は、Formatmanager変換機能を起動します。
    Formatmanager変換機能の起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • Windowsのサービスから起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でFormatmanager変換機能の状態表示を行い、対象のFormatmanager変換機能を選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    Windowsのサービスからの起動方法

    Formatmanagerを利用する場合、[スタート]メニューの[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。

    • Formatmanager server service port=ポート番号

    Formatmanager変換機能のサービスが起動されます。

    コマンドを使用した起動方法

    fmtmgrstartコマンドを実行し、Formatmanager変換機能を起動します。
    fmtmgrstartコマンドの詳細は、“ISI リファレンス”を参照してください。

    実行例

    fmtmgrstart -d /var/opt/FJSVfmsv/convtable

    注意

    • 変換テーブルディレクトリに変換テーブルが格納されていない場合、Formatmanager変換機能は起動されません。Formatmanagerクライアントを利用して変換テーブルを格納してください。
      なお、変換テーブルをすぐに準備できない場合は、以下のディレクトリ配下のファイルを、変換テーブルディレクトリにコピーしてください。

      <INSDIR>\sample\FM\var\convtable配下

      コピーした変換テーブルは、Interstage運用グループから参照および更新できるようにアクセス権限を設定してください。

      /opt/FJSVesi/sample/FM/var/convtable配下

    特に、Formatmanager変換機能に自動起動を設定する場合はご注意ください。

  4. MQD送信の起動
    以下の順序で起動します。

    1. MQDの起動

      MQDを起動します。MQDの起動はシステム管理者で行います。mqdstrコマンドの詳細については、Interstage Application Serveの“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。

      実行例

      mqdstr
    2. MQD送信の起動

      MQD送信の起動方法には、以下の方法があります。MQD送信の起動は、使用するメッセージキューごとに起動してください。

      • ISI運用管理コンソールを使用して起動

      • コマンドを使用して起動

      ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

      ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQD送信サーバを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

      コマンドを使用した起動方法

      isstartwuコマンドを実行し、MQD送信を起動します。
      isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

      実行例

      isstartwu ESIMQDSnd_MQD002_QUE101

    注意

    • 以下のエラーメッセージがシステムログに出力されて、MQD送信のワークユニットが起動に失敗する場合は、以前にMQDが強制停止された可能性があります。MQDを通常停止し、再起動してください。再起動後も現象が発生する場合は、マシンを再起動してください。

      UX:mqd:エラー:MQD5002:システムコールエラーが発生しました.FUNC=shmat ERRNO=13 : SYSTEM=MQD001
  5. アウトバウンドのMQアダプタの起動

    アウトバウンドのMQアダプタを起動する場合、事前に通信対象のWebSphere MQのキューが属するWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動しておきます。

    アウトバウンドのMQアダプタの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    isstartwuコマンドを実行し、MQアダプタを起動します。

    実行例(Oneway方式)

    isstartwu ISIMQSnd_00001

    実行例(RequestResponse方式)

    isstartwu ISIMQRes_00001
    isstartwu ISIMQReq_00001
  6. ISIサーバの起動
    ISIサーバの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でISIサーバの状態表示を行い、対象のISIサーバを選択して起動します。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    isstartwuコマンドを使用してISIサーバの起動を行います。コマンドを使用してISIサーバを起動する場合はISIサーバとして関連付いている複数のワークユニットを起動する必要があります。

    ISIサーバに関連付くワークユニット(同期メッセージング構成)

    • ISIサーバ名

    ISIサーバに関連付くワークユニット(非同期メッセージング構成)

    • ISIサーバ名

    • ISIサーバ名_Outbound

    ISIサーバに関連付くワークユニット(互換モード)

    • ISIサーバ名_OrderUnit

    • ISIサーバ名

    ※必ずISIサーバ名_OrderUnitを先に起動してください。

    実行例(非同期メッセージング構成の場合)

    isstartwu ESIServer
    isstartwu ESIServer_Outbound
  7. SOAPアダプタの起動

    SOAPアダプタの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でSOAPアダプタの状態表示を行い、対象のSOAPアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    isstartwuコマンドを使用してSOAPアダプタの起動を行います。

    実行例

    isstartwu ESISOAPServer
  8. CORBAアダプタの起動

    CORBAアダプタの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でCORBAアダプタの状態表示を行い、対象のCORBAアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    isstartwuコマンドを実行し、CORBAアダプタを起動します。
    isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    isstartwu ESICORBARcv
  9. MQD受信の起動
    以下の順序で起動します。

    1. MQDの起動

      MQDを起動します。MQDの起動はシステム管理者で行います。mqdstrコマンドの詳細については、Interstage Application Serveの“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。

      実行例

      mqdstr
    2. MQD受信の起動

      MQD受信の起動方法には、以下の方法があります。MQD受信の起動は、使用するメッセージキューごとに起動してください。MQD受信を起動すると、対応するメッセージキューのアクセス状態(受信状態)は、すべて「受信可能」状態になります。

      • ISI運用管理コンソールを使用して起動

      • コマンドを使用して起動

      ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

      ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQD受信サーバを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

      コマンドを使用した起動方法

      isstartwuコマンドを実行し、MQD受信を起動します。
      isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

      実行例

      isstartwu ESIMQDRcv_MQD001_QUE001
      isstartwu ESIMQDRcvAdp_MQD001_QUE001
  10. インバウンドのMQアダプタの起動

    インバウンドのMQアダプタを起動する場合、事前に受信対象のWebSphere MQのキューが属するWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動しておきます。

    インバウンドのMQアダプタの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    isstartwuコマンドを実行し、MQアダプタを起動します。

    実行例

    isstartwu ISIMQRcv_00001
  11. キュー間転送機能の起動

    キュー間転送の起動方法には、以下の方法があります。キュー間転送の起動はシステム管理者で行ってください。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でキュー間転送の状態表示を行い、対象のキュー間転送サービスを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    mqdstrコマンドを実行し、キュー間転送を起動します。
    mqdstrコマンドの詳細は、Interstage Application Serverの“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。

    実行例

    mqdstr -s キュー間転送用のMQDシステム名

    ポイント

    キュー間転送用のMQDシステム名は、セットアップ定義ファイルの「QCTMQDSystemName」で指定します。デフォルトは、「MQDESI01」です。セットアップ定義ファイルについては、“ISI 導入ガイド”を参照してください。

  12. ファイル監視の起動

    ファイル監視の起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • Windowsのサービスから起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でファイル監視アダプタの状態表示を行い、対象のファイル監視アダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    Windowsのサービスからの起動方法

    ファイル監視を利用する場合、[スタート]メニューの[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。

    • Interstage Service Integrator File Transfer Service

    ファイル監視のサービスが起動されます。

    コマンドを使用した起動方法

    esiftsstartコマンドを実行し、ファイル監視を起動します。
    esiftsstartコマンドの詳細は、“ISI リファレンス”を参照してください。

    実行例

    esiftsstart

Formatmanager変換機能(ISIサーバ一体型の場合はISIサーバ)を起動すると、以下の機能が利用できます。

SOAPアダプタを起動すると、以下の機能が利用できます。

CORBAアダプタを起動すると、以下の機能が利用できます。

MQD受信を起動すると、以下の機能が利用できます。

MQD送信を起動すると、以下の機能が利用できます。

キュー間転送を起動すると、以下の機能が利用できます。

ファイル監視を起動すると、以下の機能が利用できます。

インバウンドのMQアダプタを起動すると、以下の機能が利用できます。

アウトバウンドのMQアダプタを起動すると、以下の機能が利用できます。