ISIを起動するには、以下の手順で行います。
データベースの起動
Interstageの起動
Formatmanager変換機能の起動(ISIサーバ分離型の場合)
MQD送信の起動
アウトバウンドのMQアダプタの起動
ISIサーバの起動
SOAPアダプタの起動
CORBAアダプタの起動
MQD受信の起動
インバウンドのMQアダプタの起動
キュー間転送の起動
ファイル監視の起動
ポイント
起動はInterstage運用グループに属するユーザ、またはシステム管理者で行うことができます。ただし、以下の操作は、必ずシステム管理者で行ってください。
データベースの起動
Interstageの起動
MQD送信の起動、およびMQD受信の起動前に行うMQDの起動
キュー間転送の起動
ワークユニットが自動起動に設定されている場合は、起動ユーザとしてInterstage運用グループに属するユーザを指定する必要があります。[Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [システム] > [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定]の[ワークユニット設定]にある[ワークユニット自動起動]の起動ユーザにInterstage運用グループに属するユーザを指定してください。
データベースの起動
以下の、データベースを利用した運用を行う場合はデータベースを起動してください。
JMS-Rキューを利用する
DBアダプタを利用する
メディエーションで実行するユーザーアプリケーションがデータベースを利用する
RDBシステムの起動
RDBシステムを起動します。RDBシステムは以下のコマンドで起動します。
rdbstart
Symfoware ServerのJDBCネーミングサービスの起動
WindowsのサービスからSymfoware JDBC Naming Serviceを開始します。また、Symfoware Serverのネーミングサービスはシステム起動時に自動的に起動されます。
Symfoware ServerのJDBCネーミングサービスを起動します。JDBCネーミングサービスは以下のコマンドで起動します。
java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.naming.SYMNameService &
データベース起動方法の詳細はSymfoware Serverのマニュアルを参照してください。
Interstageの起動
Interstageを以下の順序で起動します。Interstageの起動はシステム管理者で行ってください。
JMXサービスの起動
JMXサービスを起動します。[スタート]メニューの[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。
Interstage Operation Tool
JMXサービスを起動します。JMXサービスは以下のコマンドで起動します。
ismngconsolestart
ismngconsolestartコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
Interstageの起動
Interstageを起動します。Interstageは以下のコマンドで起動します。
isstart
isstartコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
Formatmanager変換機能の起動(ISIサーバ分離型の場合)
Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を使用する場合は、Formatmanager変換機能を起動します。
Formatmanager変換機能の起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
Windowsのサービスから起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でFormatmanager変換機能の状態表示を行い、対象のFormatmanager変換機能を選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
Formatmanagerを利用する場合、[スタート]メニューの[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。
Formatmanager server service port=ポート番号
Formatmanager変換機能のサービスが起動されます。
fmtmgrstartコマンドを実行し、Formatmanager変換機能を起動します。
fmtmgrstartコマンドの詳細は、“ISI リファレンス”を参照してください。
実行例
fmtmgrstart -d /var/opt/FJSVfmsv/convtable
注意
変換テーブルディレクトリに変換テーブルが格納されていない場合、Formatmanager変換機能は起動されません。Formatmanagerクライアントを利用して変換テーブルを格納してください。
なお、変換テーブルをすぐに準備できない場合は、以下のディレクトリ配下のファイルを、変換テーブルディレクトリにコピーしてください。
<INSDIR>\sample\FM\var\convtable配下
コピーした変換テーブルは、Interstage運用グループから参照および更新できるようにアクセス権限を設定してください。
/opt/FJSVesi/sample/FM/var/convtable配下
特に、Formatmanager変換機能に自動起動を設定する場合はご注意ください。
MQD送信の起動
以下の順序で起動します。
MQDの起動
MQDを起動します。MQDの起動はシステム管理者で行います。mqdstrコマンドの詳細については、Interstage Application Serveの“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。
実行例
mqdstr
MQD送信の起動
MQD送信の起動方法には、以下の方法があります。MQD送信の起動は、使用するメッセージキューごとに起動してください。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQD送信サーバを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
isstartwuコマンドを実行し、MQD送信を起動します。
isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
実行例
isstartwu ESIMQDSnd_MQD002_QUE101
注意
以下のエラーメッセージがシステムログに出力されて、MQD送信のワークユニットが起動に失敗する場合は、以前にMQDが強制停止された可能性があります。MQDを通常停止し、再起動してください。再起動後も現象が発生する場合は、マシンを再起動してください。
UX:mqd:エラー:MQD5002:システムコールエラーが発生しました.FUNC=shmat ERRNO=13 : SYSTEM=MQD001
アウトバウンドのMQアダプタの起動
アウトバウンドのMQアダプタを起動する場合、事前に通信対象のWebSphere MQのキューが属するWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動しておきます。
アウトバウンドのMQアダプタの起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
isstartwuコマンドを実行し、MQアダプタを起動します。
実行例(Oneway方式)
isstartwu ISIMQSnd_00001
実行例(RequestResponse方式)
isstartwu ISIMQRes_00001 isstartwu ISIMQReq_00001
ISIサーバの起動
ISIサーバの起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でISIサーバの状態表示を行い、対象のISIサーバを選択して起動します。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
isstartwuコマンドを使用してISIサーバの起動を行います。コマンドを使用してISIサーバを起動する場合はISIサーバとして関連付いている複数のワークユニットを起動する必要があります。
ISIサーバに関連付くワークユニット(同期メッセージング構成)
ISIサーバ名
ISIサーバに関連付くワークユニット(非同期メッセージング構成)
ISIサーバ名
ISIサーバ名_Outbound
ISIサーバに関連付くワークユニット(互換モード)
ISIサーバ名_OrderUnit
ISIサーバ名
※必ずISIサーバ名_OrderUnitを先に起動してください。
実行例(非同期メッセージング構成の場合)
isstartwu ESIServer isstartwu ESIServer_Outbound
SOAPアダプタの起動
SOAPアダプタの起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でSOAPアダプタの状態表示を行い、対象のSOAPアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
isstartwuコマンドを使用してSOAPアダプタの起動を行います。
実行例
isstartwu ESISOAPServer
CORBAアダプタの起動
CORBAアダプタの起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でCORBAアダプタの状態表示を行い、対象のCORBAアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
isstartwuコマンドを実行し、CORBAアダプタを起動します。
isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
実行例
isstartwu ESICORBARcv
MQD受信の起動
以下の順序で起動します。
MQDの起動
MQDを起動します。MQDの起動はシステム管理者で行います。mqdstrコマンドの詳細については、Interstage Application Serveの“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。
実行例
mqdstr
MQD受信の起動
MQD受信の起動方法には、以下の方法があります。MQD受信の起動は、使用するメッセージキューごとに起動してください。MQD受信を起動すると、対応するメッセージキューのアクセス状態(受信状態)は、すべて「受信可能」状態になります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQD受信サーバを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
isstartwuコマンドを実行し、MQD受信を起動します。
isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
実行例
isstartwu ESIMQDRcv_MQD001_QUE001 isstartwu ESIMQDRcvAdp_MQD001_QUE001
インバウンドのMQアダプタの起動
インバウンドのMQアダプタを起動する場合、事前に受信対象のWebSphere MQのキューが属するWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動しておきます。
インバウンドのMQアダプタの起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
isstartwuコマンドを実行し、MQアダプタを起動します。
実行例
isstartwu ISIMQRcv_00001
キュー間転送機能の起動
キュー間転送の起動方法には、以下の方法があります。キュー間転送の起動はシステム管理者で行ってください。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でキュー間転送の状態表示を行い、対象のキュー間転送サービスを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
mqdstrコマンドを実行し、キュー間転送を起動します。
mqdstrコマンドの詳細は、Interstage Application Serverの“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。
実行例
mqdstr -s キュー間転送用のMQDシステム名
ポイント
キュー間転送用のMQDシステム名は、セットアップ定義ファイルの「QCTMQDSystemName」で指定します。デフォルトは、「MQDESI01」です。セットアップ定義ファイルについては、“ISI 導入ガイド”を参照してください。
ファイル監視の起動
ファイル監視の起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
Windowsのサービスから起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でファイル監視アダプタの状態表示を行い、対象のファイル監視アダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
ファイル監視を利用する場合、[スタート]メニューの[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。
Interstage Service Integrator File Transfer Service
ファイル監視のサービスが起動されます。
esiftsstartコマンドを実行し、ファイル監視を起動します。
esiftsstartコマンドの詳細は、“ISI リファレンス”を参照してください。
実行例
esiftsstart
Formatmanager変換機能(ISIサーバ一体型の場合はISIサーバ)を起動すると、以下の機能が利用できます。
FLATデータのフォーマット変換
SOAPアダプタを起動すると、以下の機能が利用できます。
SOAPを利用した受信
CORBAアダプタを起動すると、以下の機能が利用できます。
CORBAを利用した受信
MQD受信を起動すると、以下の機能が利用できます。
MQDを利用した受信
MQDと連携したメッセージ蓄積機能
MQD送信を起動すると、以下の機能が利用できます。
MQDを利用した送信
MQDと連携したメッセージ蓄積機能
キュー間転送を起動すると、以下の機能が利用できます。
キュー間転送機能
ファイル監視を起動すると、以下の機能が利用できます。
ファイル転送機能
インバウンドのMQアダプタを起動すると、以下の機能が利用できます。
WebSphere MQを利用した受信
アウトバウンドのMQアダプタを起動すると、以下の機能が利用できます。
WebSphere MQを利用した通信(Oneway方式/RequestResponse方式)