XML Schemaファイルをあらかじめ用意し、[XML Schema読込み]画面から読み込みます。
XML Schemaファイル上の定義を、一般フォーマット登録に取り込むことができます。
読込み可能なXML Schemaファイルについて
W3Cの規約に準拠したXML Schemaファイルを読み込むことができます。
XML Schemaと一般フォーマット登録との対応について
XML変換では、フラット名称がXML文書のルートタグ名(ルート要素名)に、フィールド名称がタグ名(要素名)または属性名となります。
XML変換を行う場合には、フラット名称・フィールド名称に、XML規約で許されていない文字を使わないようにしてください。
フラットID/名称、XML属性について
[一般フォーマット登録]画面で、フラットID/名称を入力してから[XML Schema読込み]画面を表示すると、前画面で入力した内容が表示されます。修正した場合は、修正した内容が反映されます。
フラット名称はXML文書のルートタグ名となりますので、XML Schemaファイル内に存在する名称を指定してください。XML Schemaファイル内に、該当する要素宣言が見つからない場合には、エラーとなります。
取り込み仕様について
XML Schemaを取り込む方法は2種類あり、fedConfig.xmlファイルを編集して切り替えます。切り替えるには、FormatmanagerクライアントのインストールディレクトリにあるfedConfig.xmlファイルを編集し、“xmlSchemaImportOption”タグの“importLevel”属性に以下の値を設定してください。なお、fedConfig.xmlファイルは、システム管理者だけが編集できます。
X属性1桁として取り込みを行う場合(ただし、制約ファセットにlength、totalDigits、maxLength、minLengthが定義されている場合、制約ファセットの指定値から桁数を取り込み):“1”(V9.0以前の動作)
属性と桁数の取り込み、出現回数の取り込みを行う場合:“2”(デフォルト)
“importLevel”属性に“2”を指定した場合、一部のビルトインデータ型を対象に制約ファセットから属性と桁数を取り込みます。取り込むルールは以下のとおりです。
ビルトインデータ型 | 桁数として取り込む制約ファセット | 取り込んだ後の属性と桁数 |
---|---|---|
string | length,maxLength,minLength | 属性:X属性 |
normalizedString | length,maxLength,minLength | 属性:X属性 |
token | length,maxLength,minLength | 属性:X属性 |
decimal | totalDigits,fractionDigits | 属性:N属性・符号あり,空白詰め,+符号なし |
float | totalDigits,fractionDigits | 属性:N属性・符号あり,空白詰め,+符号なし |
double | totalDigits,fractionDigits | 属性:N属性・符号あり,空白詰め,+符号なし |
integer | totalDigits | 属性:N属性・符号あり,空白詰め,+符号なし |
nonPositiveInteger | totalDigits | 属性:N属性・符号あり,空白詰め,+符号なし |
negativeInteger | totalDigits | 属性:N属性・符号あり,空白詰め,+符号なし |
long | totalDigits | 属性:N属性・符号あり,空白詰め,+符号なし |
int | totalDigits | 属性:N属性・符号あり,空白詰め,+符号なし |
short | totalDigits | 属性:N属性・符号あり,空白詰め,+符号なし |
byte | totalDigits | 属性:N属性・符号あり,空白詰め,+符号なし |
nonNegativeInteger | totalDigits | 属性:N属性・符号なし,空白詰め,+符号なし |
unsignedLong | totalDigits | 属性:N属性・符号なし,空白詰め,+符号なし |
unsignedInt | totalDigits | 属性:N属性・符号なし,空白詰め,+符号なし |
unsignedShort | totalDigits | 属性:N属性・符号なし,空白詰め,+符号なし |
unsignedByte | totalDigits | 属性:N属性・符号なし,空白詰め,+符号なし |
positiveInteger | totalDigits | 属性:N属性・符号なし,空白詰め,+符号なし |
“importLevel”属性に“2”を指定した場合、一部のフィールドを対象に出現回数の指定からフィールドの繰返し回数を取り込みます。maxOccursだけが指定されている場合はmaxOccursの指定値、minOccursだけが指定されている場合はminOccursの指定値、両方指定されている場合はmaxOccursの指定値を、フィールドの繰返し回数として取り込みます。なお、ref属性を使用して定義されている要素の出現回数は取り込めません。name属性を使用して定義されている要素の出現回数を取り込みます。
XML Schemaファイルの制限について
制限は以下のとおりです。
XML Schema読込み後に、[一般フォーマット登録]画面にて適切な属性・桁数・XML属性(フィールド)・XML属性(固定値)に修正してください。
ルート要素の宣言が含まれていないXML Schemaファイルは、解析できません。エラーとなります。
シフトJISに換算して255バイトを超える要素名、属性名をもつXML Schemaファイルは、解析できません。エラーとなります。
ルート要素の階層を1として、階層が100を超えるXML Schemaファイルは解析しません。エラーとなります。
(集団項目ヘッダに相当する)子要素をもつ要素が3844個を超えるXML Schemaファイルは、解析できません。エラーとなります。
空要素として定義されていてもX属性1桁として解析します。警告となります。
anyで定義されているものは、“xsd:any”というX属性1桁の項目として解析されます。
redefineで定義されているものは無視され、警告が出力されます。
choiceで定義されているものは、1番目のものだけが解析されます。
unionで定義されているものは、1番目のものだけが解析されます。
memberTypesを伴わないunion定義は無視され、警告が出力されます。
listで定義されているものは、1番目のものだけが解析されます。
itemTypeを伴わないlist定義は無視され、警告が出力されます。
substitutionGroupで定義されているものは無視され、警告が出力されます。
abstractで定義されているものは無視され、警告が出力されます。
anyAttributeで定義されているものは無視され、警告が出力されます。
enumerationで定義されているものは無視され、警告が出力されます。
実際に存在するRDBのテーブル情報を、[DB読込み]画面から読み込みます。
対象のRDBは以下のとおりです。
Oracle
SQL Server
Symfoware Server
取り込むことができる情報は以下のとおりです。
取り込むことができるのは、フィールド名だけです。
属性はX属性になります。
桁数は1になります。
RDBへの接続情報は、事前に「DBテーブル情報登録」で定義しておく必要があります。