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Interstage Service Integrator V9.4.1 解説書
Interstage

5.1.1 一般フォーマット

一般フォーマットとは、1レコードの中に複数の項目がある固定長のフォーマットのことです。各項目に、長さ、属性が決められていて、項目の順番も入れ替わることなく並んでいる必要があります。

図5.1 一般フォーマット

ポイント

  • 1レコード内に定義できるフィールド数の最大は9999項目です。

  • 1フィールドの最大桁数は、属性によって異なります。詳細は、“ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ”を参照してください。

  • 1レコードの最大レコード長は9,999,999バイトです。

さらに、一般フォーマットは、レコードの中に「集団項目」をもつことができます。集団項目には「繰返し」を定義することができます。

図5.2 集団項目について

上記の場合、項目Cと項目Dが3回順に繰り返しています。項目Cと項目Dをグループ化しており、これを1つの集団項目と呼びます。

ポイント

  • 1レコード内に定義できる集団項目数の最大は3,844個です。

  • 集団項目の繰返し数の最大は32,000回です。

  • 集団項目のネストレベルの最大は99階層です。

登録方法

[一般フォーマット登録]画面で、以下の内容を設定します。

フィールド名、属性、桁数を並び順に定義し、1つの一般フォーマットを「フラットID」で管理します。

図5.3 一般フォーマット

集団項目や繰返しを定義する場合には、以下の内容を設定します。

集団項目として扱う項目の集まりの前後に1行ずつ、開始と終了を表す「集団項目」を定義し、その属性に「集団項目ヘッダ」と「集団項目トレーラ」をそれぞれ指定します。レコード内に複数個の集団項目がある場合の識別のために、集団項目のペア単位に「グループ区分」に同一の値を指定します。また、「グループ繰返数」には、集団項目の繰返し数を指定します。

図5.4 集団項目の登録

項目ごとに「初期値」を設定できます。初期値を設定した場合、出力時に[フォーマット変換設定]画面の[初期値セット]ボタンをクリックすると、自動的に初期値が「項目設定」として設定されます。

図5.5 集団項目登録の例

一般フォーマットの登録方法の詳細は、“ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ”、および“ISI Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)チュートリアル”を参照してください。

ポイント

  • 一般フォーマットは、以下のフォーマットの一部として指定できます。

    • 複数一般フォーマット

    • 伝票形式フォーマット

    • 行終端可変長フォーマット

    • 繰返し数指定可変長フォーマット

  • 一般フォーマット登録を省力化するために、COBOL COPY句ファイル、CSVファイル、XMLのDTDファイルや、RDBファイルをもとにして、自動登録する機能があります。(COBOL COPY句を自動出力する機能もあります)。詳細は、“5.4 一般フォーマットの自動登録”を参照してください。