シーケンス実行時の入出力データをファイルで扱うことができます。これを“ファイルベースのシーケンス処理”と呼びます。
ファイルベースでシーケンス処理を行うと、メモリに展開できないサイズのデータを処理できます。
条件分岐機能では、データタイプにFLATまたはヘッダを指定した場合のみ、ファイルベースでの処理に対応しています。
標準メディエータファンクションでは、以下のメディエータファンクションがファイルベースでの処理に対応しています。
非同期サービス呼出し (*1)
ルーティングして非同期サービス呼出し (*1, *2)
複数の非同期サービス呼出し (*1, *3)
XMLメッセージの検証
固定長メッセージから情報取得
XMLメッセージの変換
固定長メッセージの変換
コマンドの実行
メッセージの送信(互換用) (*1, *3)
ルーティングしてメッセージの送信(互換用) (*1, *2)
注意
ファイルベースでシーケンス処理を行う場合、以下の注意事項があります。
*1:送信可能なサービスエンドポイントは、FTP送信だけです。
*2:ルーティング定義で指定可能なポジションアイテムは、FLAT形式だけです。
*3:同時に送信可能なサービスエンドポイントは、1つです。(同報送信はできません。)
また、ファイルベースでの処理に対応したユーザプログラムを作成し、実行することができます。
図2.45 ファイルベースでのシーケンス処理